ついついスケジュールを詰め込んでしまったり、疲労を抱えたまま翌朝に持ち越してしまったり…心身共に疲れを感じている方は多いのではないでしょうか?これからの暑い季節は冷房と外気温の気温差が大きいため自律神経が乱れやすく、日常的に疲れやすい方は特に悪循環に陥りやすい時期です。心身共に疲れが溜まり、気づけばいらいらしていたり、ストレスが溜まりやすくなったりする不安定な自分に気づいたら、その場で対処していくことが大切です。簡単にできるセルフケア法でいらいらを逃していきましょう。
磯沙緒里
1.いらいら・気分の落ち込みの原因は?
思い当たる出来事がないのに最近なんだかいらいらしている、どうも気分が落ち込んでしまう、なんていう時には、もしかしたら生活習慣や些細な癖などの思いがけない原因が潜んでいるかもしれません。これらは自分ではなかなか気付きにくいものですので、以下のリストから自分に当てはまるものをチェックしてみましょう。
☑デスクワークやスマホをはじめ、日常的に前かがみの姿勢でディスプレイを見る時間が長い。
☑日常的に呼吸が浅くなりやすい。
☑お酒を週の半分以上は飲んでいる。
☑生理周期が不規則だ。もしくは更年期に入っている。
☑慢性的に疲れている。もしくは最近疲れが溜まりやすくなってきた。
☑スケジュールが詰まっていてゆったりと休む時間が少ない。
☑夏も冷房の効いた室内にいることが多い。
☑朝起きると寝足りない。朝から疲れている。
上記のうち3つ以上の項目が当てはまったら要注意です。セルフケアで対処していきましょう。
2.いらいら・気分の落ち込みを感じたらその場でできる簡単マッサージでケア
手首を押して自律神経の乱れを抑える
手首のしわの小指側にある窪みを見つけ(わかりにくい場合は手を力を込めて握ると窪みが見えやすい)、親指で押していきます。10〜20秒ほど続けましょう。反対の手も行います。
手首を押して自律神経の乱れを抑える
手のひらの真ん中を押して気持ちを落ち着ける
右手で左手を支え、手のひらの真ん中を右手親指で押します。10〜20秒ほど続けたら、反対の手も行います。
手のひらの真ん中を押して気持ちを落ち着ける
側頭部を押して緊張をゆるめる
3本指を側頭部に当て、円を描くように押しながらマッサージする。
側頭部をゆるめましょう
3.自宅でできる3つのヨガポーズでケアしよう
なんだか落ち着かなかった日の夜には自宅で簡単にできるヨガポーズを行いましょう。通して行う場合は上から順番に行います。無理をしてポーズをキープせずに、心地よく感じるところまでにしましょう。
①セツバンダーサナ
やり方はこちら
②ハラーサナ
やり方はこちら
③アーナンダ・バラーサナ
やり方はこちら
ライター/磯沙緒里さん
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出会い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンでのレッスンを行う。雑誌やウェブ、イベントなどでのヨガコンテンツ監修のほか、ヨガ関連のコラム執筆も手がける。