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2019年冬のボーナス、どう使う?どう貯める?5つのポイント

ライフスタイル

2019年冬のボーナス。上場企業平均は74万7808円、対前年同期比で0.1%減。10月に消費税が10%になり、消費は抑えめという家庭も多いでしょう。冬のボーナスの使い道、貯め方は何がベストなのか。5つのポイントを紹介しましょう。

ボーナスが支給される前に「使う」「貯める」を計画する

2019年冬のボーナスの平均額は74万7808円(東証1部上場企業平均。一般財団法人 労務行政研究所調査)。昨年冬のボーナスから0.1%の減少(2019年冬のボーナスはいくら?上場企業平均は74万7808円)。今年10月の消費税アップの影響で消費は抑え気味との見方もあります。ボーナスを契機に、家計体質を強化させることを考えてみるといいでしょう。

(2019年冬のボーナスはいくら?上場企業平均は74万7808円)

そのためには、ボーナスが支給される前に、使い道を明確にしておくことが何よりも大切です。

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冬のボーナスをきっかけに、家計を強化!

最低限、考えておくべきポイントを5つ紹介します。各家庭で優先順位は異なるかもしれませんが、1つでも思い当たることがあれば、ぜひ、やってみてください。

1.   赤字があれば、即刻解消。ボーナスは特別支出用にプールする

何よりも優先すべきなのは、赤字解消です。今年のゴールデンウイークは10連休で、出費が膨らんだ家庭も少なくないでしょう。こうした大きなイベントがあると、その後の家計が緩みがち。再度引き締めが必要ですが、きっかけがないと、ずるずると引きずってしまい、赤字家計に転落したまま貯蓄しても取り崩しを繰り返してしまいます。毎月の家計に赤字があれば、ボーナスで速攻解消しましょう。

赤字の解消といっても、家計管理の仕方によって違います。銀行の普通預金口座が赤字になっていたら(定期預金などを担保にした自動貸越)すぐに返済を。貸越の金利は定期預金金利以上です。貯蓄からの取り崩しで赤字を補てんしていた場合は、まずはその穴埋めをしましょう。

毎月の家計は赤字ではないけれど、年間を通して貯蓄が増えていない、という場合は、ボーナスなどまとまったお金が入ったときに、大きな買い物をして使いすぎていたり、突然の出費に備えた貯蓄をしておらず、その場しのぎでやりくりしている可能性があります。

こうした場合は、突然の出費や年に数回あるまとまった金額の出費のための口座を作り、ボーナスをそうした出費のためにプールしておく、というやり方がおすすめです。毎月の家計で赤字を出さないことも大事ですが、年間で俯瞰して家計管理をすることも大事です。

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2.   貯蓄額を決め、先取りする。ボーナスキャンペーンの情報もチェック

買いたいもの、使いたいことがあり、ボーナスを楽しみにしている人も多いでしょう。しかし、それで残ったお金を貯蓄しようと思っても、お金を貯めることはできません。貯蓄の基本ではありますが、毎月の給与天引きなどで貯蓄をするのと同じように、ボーナスから先取りの貯蓄をすることが、貯蓄・家計の体質改善の早道です。

そのためには、ある程度ボーナスで使う予算を決め、いくら先取りで貯蓄するのかを決めてしまいましょう。

さらに、先に貯蓄をしてしまえば、あとは自由に使っていいお金と考えることもできます。その残ったお金で、買いたいもの、やりたいことの計画を立てれば、使いすぎも防げますし、限られた予算のなかでやりくりする力も身につくでしょう。

先取りするには、勤務先に財形貯蓄があれば、財形貯蓄が優先。ボーナス時の天引きもできます。銀行の自動積立定期を利用しているなら、ボーナス時に増額の指定をしておきましょう。こうした自動的に先取りできる貯蓄を利用していない場合は、自分で預け先を決めなければなりません。

数は少ないですが、ボーナスの時期に合わせて、金利上乗せキャンペーンなどを実施する金融機関もあります。新規に口座開設するとなると、早くても2週間程度はかかってしまいます。これまでのキャンペーンの状況などをチェックして、早めに行動することが大事です。また、常時、金利を高めに設定している銀行もありますので、いつもとは違う銀行を利用してみるのもいいでしょう。

その際、100万円単位、100万円以上など、まとまった金額の預け入れで金利優遇が適用されるところも多いので、自動積立定期などでまとまった金額があれば、ボーナスの貯蓄分と合わせて預け直すことも検討しましょう。

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3.   すぐに決められなくても、普通預金口座から別の口座へ移す

日々何かとあわただしく、じっくり考える時間がない、という場合もあるでしょう。そうした場合でも、ボーナスが振り込まれたままにしておいてはダメです。普通預金残高が多くなると、気持ちも大きくなり、いつの間にか使ってしまうことになりかねません。こうしたことが家計膨張の大きな原因でもあるのです。

普通預金口座は、あくまでも生活資金+予備費と考え、多額の資金をほったらかしにしていては、お金は一向に増えません。いったん定期預金にするのもいいし、常には使っていない口座があれば移し替えるなど、生活資金とは別にしておくことが大事です。移し替えるための検討期間が必要なら、2週間満期定期など、短期の定期預金も有効に使えるでしょう。

2で紹介したキャンペーンも最近は長期化しており、ボーナス時期以外でもキャンペーンを実施するところもあるので、焦って預け替える必要はありませんが、その準備だけは、やはり早めにしておきたいものです。

4.   住宅ローンの繰り上げ返済は余裕資金で

住宅ローン返済中の場合、ボーナスからの繰り上げ返済を検討している人が多いでしょう。その場合、上記、1~3を優先して実行したのち、いくらなら繰り上げ返済できるかを考えるようにしましょう。早くローンを完済したいと頑張るあまり、子どもの教育資金など本来必要な貯蓄が不足してしまうのは、順番としては間違っています。ボーナス時の返済を当初から組み込んでいる場合、その金額は織り込み済みのはず。それ以上の繰り上げ返済は、余裕資金で行うようにしましょう。

ましてや、ここ数年のうちに住宅ローンを借りた人は、相当な低金利で借りられています。もしも、現在の金利と比較して、0.5~1%以上の金利差があるのなら、繰り上げ返済よりも「借り換え」を検討しましょう。そのほうが、ローン返済がラクになり、浮いたお金は貯蓄に回せます。

とかく、繰り上げ返済が美徳のように語られたりしますが、早く完済するのを競うがごとく、繰り上げ返済をするのは、本末転倒。定年退職までには完済しましょう、というのもマネープランのセオリーですが、そのセオリーも変わりつつあります。60歳定年ではなく、65歳、70歳まで再雇用、継続雇用などで働くつもりであれば、退職金で一括返済する必要もありません。要は、各家庭の事情によって、教育資金の確保が先か、繰り上げ返済をするのかを決めればいいのです。

繰り上げ返済もひと昔前は、50万円、100万円とまとまった資金が必要でしたが、今は少額でも、いつでも繰り上げ返済ができる銀行が増えています。自分が借りている銀行の繰り上げ返済の仕組みを、今一度確認し、全力で繰り上げ返済に回すことなく、できる範囲で行えばストレスもないでしょう。

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