幸せな妻ってどんなイメージですか?
幸せな妻ってどんなイメージですか?
夫が誕生日には花束を買ってきてくれたり、夕飯を食べながら「いつもありがとう」なんて言葉を添えてくれたり……。
今回は、そんな「幸せな結婚生活」を送るための、ちょっとしたコツをご紹介。
あなたがイメージする「幸せな結婚生活」に近づけるために、ちょっぴり意識してみてはいかがでしょう?
相手のことを決めつけない
夫婦生活が長くなってくると、同じような体験を多くしているせいか、自分の考えなのか、相手の考えなのかわからなくなることがあります。
たとえば、「帰る連絡をしてくれない。彼は思いやりが無い」と思った場合。
あなたにとっては「連絡」は、相手を思いやる方法なのかもしれませんが、夫にとっては「連絡」と「思いやり」が、イコールではないかもしれません。
「連絡が無い」ことであなたが「困っている」ことを伝えるのはOKですが、いきなり「もうちょっと思いやってよ」という要求になると、相手は「俺が思いやっていないと、勝手に決めつけるな」と感じるもの。
「私とあなたはちがう人間で、考え方がちがうのも当たり前」ということを意識し、相手の行動以上の思いを「決めつけない」こと。
これだけで関係性は、ずいぶんよくなります。
「I」メッセージで夫を褒める
なんだかんだで、立ててくれたり褒めたりしてくれると、うれしくなりますよね。
でも無理に褒めようとすると、白々しくなったりイヤミっぽくなったりすることがあります。
そうならないためのコツは、「I」メッセージで褒めること。
「I」メッセージとは、主語を「私」にするというもの。必ず「私がうれしかった」「私が安心した」「私は好き」と、自分がどう思ったかという言い方にするのです。
たとえば、もっと家事を手伝ってよという思いを抱きながら、「ゴミ捨てありがとう」というと、どうしても刺々しくなってしまいます。
ところが、「ゴミ捨てありがとう。すごく助かったよ」と加えると、「私が助かった」というメッセージには嘘がないので、そのままの意味で伝わるのです。
帰ってきたくなる雰囲気
帰るなりあなたの愚痴の嵐だったり、イライラピリピリが伝わるような空気だったりすると、そんなところには誰だって帰りたくありませんよね。
もちろん、毎日にこにこしている必要はありませんが、帰ってきたときだけでも明るい声を出したり、ほっとする表情をしたりして、夫が家にいることが「うれしい」というメッセージを伝えましょう。
ひと昔前は『亭主は元気で留守がいい』なんて言いましたが、男性は家庭に居場所がなくなると、安心できる場所を失ってしまいます。
イライラしながら「もうちょっと早く帰って来られないの?」と言われるよりも、「おかえり! 寂しかった」と言われるほうが、早く帰りたくなりませんか?
おわりに
一緒に長く生活をしていると、溢れるほどの不満が出てくるもの(笑)。
でも、伝え方や考え方をひとつでも変えてみるだけで、驚くほどスムーズに話が進むことがあります。
『良い結果が出た方法は継続する、悪い結果が出た方法はやめる』というのは、心理療法の基本です。
自分の行動を変える目安にしてみてはいかがでしょう。
(矢島 みさえ/ライター)