(Photo by ELEONOLA GRASSO/STOCKSY)
エネルギッシュなコーヒーブレークとは対照的に、淹れたてのお茶を飲めば、柔らかく豊かな刺激を得ることができる。クンダリーニヨガには、スパイス入りの紅茶を丁寧に入れる儀式がある。この儀式は、材料となるスパイスを集め始める前からすでに始まっている。「意識を集中してお茶を淹れたら、それ自体が動く瞑想になるのです」。神経科学者であり『Food as Medicine』の著者、ダーマ・シング・カルサはこう言う。
カップ1杯より少し多めの水(約300㏄)をポットに入れて、黒胡椒(ホール)4粒、グリーンカルダモン(ホール)4粒、ショウガ(1.5㎝のスライス)1枚、シナモンスティック1/2本、クローブ3粒を加える。10分間沸騰させたら、アーモンドミルクか牛乳1/2カップと紅茶のティーバッグを1つ加えて、5分間蒸らす。お茶が出来上がったら、まず香りを楽しみ呼吸しながら瞑想する。あるいは、真実が私の正体である、を意味するサットナームなどのマントラを繰り返す。準備が整ったら、腰掛けて、全神経を集中してお茶を楽しもう。