こんにちは、ヨムーノ編集部です。
ダイエットに美肌・アンチエイジングなど、年齢を重ねるとともに悩みや心配事が増えてきますよね。
ここでは、体幹ストレッチインストラクターの吉田佳代さん著、医学博士川本徹さん監修「その不調、背中ストレッチが解決します。」(出版社:アスコム)の中から一部を抜粋・編集して、ダイエット効果や美肌・アンチエイジングにも最適な背中ストレッチをご紹介します。
ダイエット効果抜群!痩せる体は背中から
肩甲骨が硬いということは、太りやすい体になっているということです。
太るか、太らないかを数式にすると簡単で、摂取したエネルギーより消費したエネルギーが多ければ太りませんが、少なければ太ります。
消費エネルギーでもっとも多いのが基礎代謝です。
基礎代謝は生きているだけで消費するエネルギーで、1日の消費エネルギーの約6〜7割を占めています。
40歳を過ぎた頃から、同じ食生活をしていてもお腹まわりに肉がついてくるのは、この基礎代謝が低下してくるからです。
基礎代謝の低下を食い止める。これがもっとも効率的なダイエット方法ですが、自力で食い止める方法はたったひとつしかありません。
それは筋肉による消費エネルギーを増やすことです。
筋力をつけるしかないと考えがちですが、実は、背中ストレッチでも消費エネルギーを増やすことができます。
なぜなら、肩甲骨が硬いということは、肩甲骨まわりの筋肉をふだん十分に動かせていないからです。
肩甲骨はたくさんの筋肉に支えられています。
それだけ、肩甲骨が硬くなると、動かなくなる筋肉がたくさんあります。つまり、肩甲骨がやわらかくなるだけで、消費エネルギーは高くなるということです。
さらに、肩甲骨まわりの筋肉は、あらゆる動作の起点となる体幹部分にあるため、やわらかくなるとほかの部位の動きに連動して動くようになります。
硬いときより、はるかに運動量が多くなります。
背中握手ができる体になると、それだけで太りにくい体を手に入れることができるのです。
美肌・アンチエイジングにも最適!
背中握手できる体には、まだまだうれしい効果があります。
それは若々しく見られるようになることです。
肩甲骨が硬くなって背中が丸まった猫背の姿勢になると、背中が広く、ぽっちゃりとした丸みのある後ろ姿になります。
これでは、若々しさとかけ離れた残念な印象を与えます。
それだけでなく、背中の筋肉が前側に引っ張られた状態が続くためにバストトップが下がり、下腹部がぽっこり出る、お尻がたれてくるなど、体のたるみが目立つようになります。
さらには、顔のあごの部分にある筋肉も下に引っ張られ、顔のたるみも引き起こされます。背中ストレッチで肩甲骨がやわらかくなって前かがみの姿勢が解消されるだけで、顔のたるみもなくなり、若々しい印象を与えられるようになります。
さらに、肩甲骨がほぐれて脳につながる動脈の流れがスムーズになると、顔の皮膚や筋肉へたっぷりと酸素や栄養が届けられるようになります。
それによって肌の新陳代謝が高まり、美容効果が得られます。くすみやしわ、しみ、たるみなども改善される可能性があります。
肩甲骨はたくさんの筋肉に支えられているだけに、硬くなると体にさまざまな悪い影響を及ぼします。逆に、背中ストレッチで肩甲骨がやわらかくなると、あらゆる痛みや不調を改善したり、解消したりすることになります。
背中ストレッチで肩甲骨をやわらかい状態に維持して、疲れにくい不調知らずの体を目指しましょう。
背中の筋肉がゆるめば、それだけで健康そのものなのです。