中村 佳子
毎日一度はモノが出し入れするクローゼット。よく使う場所はやっぱり散らかりやすくなります。
散らかったクローゼットは、「コーデを決めにくかった」「結局いつも同じコーデになった」「似たような服をいくつも買ってしまった」という悩みを生み出します。散らかりにくいクローゼットにするには散らかりにくい仕組みが必要です。
散らかりにくいくクローゼットのための5つの仕組み
散らかりにくいクローゼットにするため、実際に私のクローゼットで取り入れている5つの仕組みをご紹介します!
1.パッと見て見渡せる
すべてを一望できるクローゼットを作り上げるのは理想的ですがとても難しいことです。例えば、
・バーに掛かっている洋服は1つのハンガーに1枚の洋服しか掛かっていない。
・1つの引き出しを引けば、その引き出しに入っている洋服がすべて上から見渡せる。
など重なったり中に入り込んでしまった服などがない状態にすることで、把握しやすくなり片づけやすくなります。
2.フックを付ける
帰ってきて急いで食事を作らないといけないときなど、バタバタと脱ぎ捨てたり置きっぱなしにして、そこから散らかりが負の連鎖を起こしていくことが。
急いでいるときにちょっと掛けておく場所がクローゼットの中にあると乱れも最小限。
ストールも帽子もとりあえず掛けるだけで家事に取り掛かります。脱ぎっぱなしのものよりも元の位置にリセットしようという気持ちにも繋がりやすくなります。
3.一度着たけど洗わない服にこそ、特等席を
洗面所に置きっぱなしにしたり、ソファに掛けたりしがちな一度着たけれどまだ洗わない洋服。
このカテゴリーこそ毎朝コーデを考えるときに一番目につく場所に置いておかないとどんどん量が増えていくので、特等席に定位置を作ります。
わが家は、ボトムスなどが収納されている引き出しの一番上の引き出し(上部がオープンになっている)が定位置なのでクローゼットに行くと一番に目に入ります。
4.少しでも暗いならライトを付ける
よく見えない部分は「ないもの」として扱ってしまう傾向が。
ぎゅっぎゅと洋服などを押し込めたり、見える部分のクローゼットスペースしか使わなくなるので、結局使えるクローゼットが狭くなって散らかる鯨飲に。
電池式・コンセント式、スイッチ式・センサー式、LDEなど様々な種類があり、場所によって選びやすくもなっています。
暗い部分があるならば、中にライトを付けてでも明るくして可動範囲を最大限に広げましょう。
5.手放す手段をいくつか用意しておく
店舗数も多いし、アイテムの種類も多いし、流行もある。新しいモノが絶えず入ってくるのがクローゼット。
量が増えたからといって、クローゼットのスペースは広がりません。
なので、増えれば手放さないといけないのですが、手放すためのコツはその「選択肢」をたくさん知っておくこと。
捨てるだけでなく、売る・譲る。さらにそれを具体的にして、売るなら「どこの店?フリマ?」、譲るなら「どこの誰?どこの施設(サイト)に寄付?」、捨てるだって「〇曜日の何ごみ?ゴミ処理センターに持ち込み?ぞうきんとして使って処分?」などたくさんの手段があります。
その中で自分ならばどの選択肢が可能なのか一度よく吟味しておくだけでも手放すハードルがぐっと下がります。
買った洋服も気持ちよく迎えられ、クローゼットに愛着が沸きますよ。