夏の定番といえば、やっぱり麺類! つるんと喉ごしのいい麺は、暑くて食欲が落ちているときにも食べやすいので助かりますよね。夏の麺類の定番中の定番が“そうめん”ですが、表示時間の倍の時間でゆでる「4分そうめん」で、おいしさがアップするのを知っていますか? 半信半疑で、実際に試してみました。
saitaPULS編集部
そうめんのゆで時間は、通常は1分半〜2分程度ですが…
そうめんのパッケージには、ゆで時間の目安として1分半〜2分と表示されているものが大半です。一般的には、ゆで時間よりも長くゆでることはタブーとされており、水分を多く吸ってしまった麺はブヨブヨとしておいしさが半減してしまうと考えられていますよね。
ところが、表示時間の倍の時間、4分間ゆでる「4分そうめん」が、そうめんのおいしさをアップするという情報がインターネットで話題になっているというので、実際に普通に茹でたそうめんと食べ比べてみました。
「4分そうめん」の作り方のポイント
1.大きめの鍋でたっぷりのお湯を沸かし、そうめんを4分ゆでます
2.そうめんをあげる前に、大量の氷水を用意しておきます
4分ゆでたそうめんはブヨブヨ感があり、「食べられるの…?」という不安が襲ってきますが、迷っているヒマはありません。ここからは時間勝負です!
3.ゆであがったそうめんをザルにあげ、流水で粗熱をとりながら麺のぬめりを落とします
4.ぬめりをとったらすぐに大量の氷水で冷やし、しっかりめに洗ったら水けを切ってできあがり
◼︎用意するもの
そうめん以外には、大量の氷水のみ
◼︎ポイント
・ぬめりを落としたら、スピーディーに氷水へ入れる
・大量の氷水を用意する
ゆで時間が長い分、ゆであがった直後のそうめんは水分を多く含んでいます。素早く大量の氷水でキンキンに冷やし、しっかりと冷やすことでそうめんがキュッとしまるのです。氷水で洗う際は、手も冷たくなるので気をつけてくださいね。
「4分そうめん」と表示時間どおりの1分半ゆでたそうめんを食べ比べてみると…
(左)表示時間どおりに1分半ゆでた通常のそうめん
(右)表示の倍の時間ゆでた「4分そうめん」
1分半ゆでたそうめんも、いつもどおりにおいしいですが…
「4分そうめん」を食べて衝撃!
見た目にはさほど大きな変化は表れていませんが、「4分そうめん」のほうが多少透明感があってツヤツヤの仕上がりに。
そして、気になる食感はというと…
ひと口食べて驚きましたが、まったくの別物になりました。「4分そうめん」は、みずみずしく、むちっとした食感で食べ応えがありおいしい! ゆであがった直後のくたくたな印象がウソのようです。2倍の時間でゆでたそうめんは、おいしさが2倍以上になる結果でした。
しかも、残ったそうめんを冷蔵保存して翌日食べてみたところ、そうめん同士がベタついてくっ付くこともなく、水通しをしなくてもいいほど。
そうめんのゆで時間は、これからはずっと4分間で決定です!
そうめんの常識をくつがえす「4分そうめん」。ぜひお試しくださいね。
文/グンジカナ