モラハラという言葉が世に知られ始めて数年。
モラハラという言葉が世に知られ始めて数年。
モラハラと聞いたら、支配的かつ高圧的でキツい男性をイメージする人は少なくないのではないでしょうか。
実は本当に厄介なのは、時間が経ってからモラハラ気質が現れる「隠れモラハラ」タイプの男性なんです!
今回はそんな隠れモラハラ彼氏の特徴を、女性に聞いた体験と共にご紹介します。
1、恩を着せるような言い方をしてくる
「私の成長のため、という体裁で色々なアドバイスをくれていた元彼。
『君のために言ってるんだよ』と言って、親身に相談に乗ってくれる姿に感動して、言われるがままになっていたけど、今考えたらあれは思い通りに動かすための指示だった」(27歳/営業事務)
隠れモラハラ彼氏は一見すると彼女思いの優しい男性です。
過保護なほど彼女に尽くし、成長の手助けをしようとしますが、その根底には支配欲があります。
自分の思うように動いて欲しいという気持ちを隠して、「彼女のため」にあえて苦言を呈するという体裁を仕立てあげるのが上手いのです。
2、愛の言葉を免罪符のように使う
「言い合いになりそうなときや、自分が言い過ぎたときなどの不利なタイミングで『愛してる』と言ってくる。
『俺を受け入れろ』という意味だと気づいたのは別れてから」(30歳/飲食店)
彼が愛の言葉をしょっちゅう使ってくるタイプなら要注意。大切なのはどんなタイミングでその言葉を使うか、ということ。
話し合いの結び文句にとってつけたように「好きだよ」などという男性は隠れモラハラの可能性が高まります。
愛情や同情などの感情面に訴えかけることで自分の不利な部分を流そうとするのはモラハラ彼氏の常とう手段です。
3、一見紳士的だが、思い通りにならないと態度が豹変
「すごく穏やかで物腰が優しいと周囲からも評判の彼氏。
びっくりしたのはデート先で店員さんのミスに厳しい口調で詰めていたとき。目つきや雰囲気がガラッと変わって怖かった」(22歳/看護師)
自分より下の立場と感じる相手には必要以上に強い態度を垣間見せるのがモラハラの特徴。
優位性を示したがるため、あからさまに不機嫌な態度を出したり相手を無視したりと、どちらが悪かったのかを表明するような行動をします。
さらに「何が悪かったか自分でわかってる?」などミスを細かく責め立てるのがモラハラ気質の怖いところです。
4、理論立てたような言い方で口が上手いと感じさせる
「いつも理論だてた物言いで、彼の都合のいい方向に言いくるめられる。
後から冷静になって考えると彼の発言が矛盾していたり、前と言うことが変わっていたり、あれ?と思うんだけど上手く言い返せない……」(26歳/ショップ店員)
口が上手い人というのは頭の回転が早く、魅力的な部分でもありますよね。
しかし一人の相手を思い通りに動かすための理論だとすると、一つずつの主張を紐解けば実は穴だらけであることも往々にしてあります。
その場では矛盾に気づけない場合は一度メモや録音で彼の主張を記録しておき、時間を置いてから見返してみることがおすすめです。