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便秘にはキウイ、生理不順にはナッツetc.……体の不調に効く食べ物はコレ!

美容

甘い物が無性に食べたくなるのは 腸内のカビのせい?

「腸に常在するカビの一種のカンジダ菌は甘い物が大好きで、過剰にとるとこの菌が増え、甘い物が無性に食べたくなります。糖質を過剰に摂ったカンジダ菌はアセトアルデヒドという、お酒を飲んだときに体内でつくられるのと同じ物質を作るので、二日酔いのように気分が悪くなる場合も。甘い物は控えめに」

風邪予防・早期回復には やっぱりビタミンC

「風邪のウイルスを退治するのは白血球で、いち早くウイルスを捕まえて退治してくれます。この白血球の働きを強めて免疫力を高めたり、ウイルスを除去する働きがあるのがビタミンC。風邪の予防にも、早く治すのにもビタミンCは効果的なのです。パプリカやケール、パセリ、ブロッコリー、柑橘類などに多く含まれています」

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青あざができやすい人は コラーゲンの材料となる食材をとって

「青あざができやすい人は、コラーゲンの材料が不足しているのかも。不足するとコラーゲンを必要とする肌や爪、血管などが弱くなり、壁などにちょっと体をぶつけただけで血管が破れて内出血を起こし、青あざに。コラーゲン生成には鉄やたんぱく質、ビタミンCが不可欠なので、青あざができやすい人は積極的に摂ってコラーゲンを増やしましょう。食品では牛肉に多いですよ」

生理不順なら おやつはナッツ

「生理不順やひどい生理痛がある場合、ビタミンEを摂るのが効果的。ビタミンEには生理周期を整えたり、排卵を促したり、ホルモンを調節する、血流をよくするなどの働きが。婦人科系のトラブル改善に役立ちます。ナッツに多く含まれ、特にアーモンドに豊富。おやつをナッツに変えてみましょう」

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風邪をひいたら卵酒

「風邪に卵酒がいいというのは栄養的に正解。卵にはウイルスをやっつける抗体の材料になるたんぱく質が豊富。お酒で血流もよくなり、おろししょうがも加えればポカポカに。卵1個に砂糖大さじ2と、温めたお酒150mlを加えるだけ。甘みがほしい人ははちみつ大さじ1を加えて」

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目の疲れを軽減する魚介類は赤色

「目の疲れには赤い色の魚介類に多く含まれるアスタキサンチンが◎。ビタミンの6000倍もの抗酸化作用をもち、目の筋肉に働きかけてピント調節機能をスムーズに。疲れ目が軽減します。サケやエビ、カニ、イクラなどに多く含まれます」

食欲がないときは大根

「食欲がないのは胃の消化酵素が十分に出ていないか、胃が働いていないせいでうまく消化ができていないから。そんなときによいのが大根。消化酵素が多く含まれ胃の消化を助けてくれます。すりおろすと細胞膜が壊れ、酵素の働きが2〜3倍に」

おしっこトラブルにはスイカ

「女性に多い膀胱炎や頻尿などのおしっこのトラブル改善にはビタミンCを。ビタミンCは尿を酸性にし、細菌を増殖しにくくする働きが。食品ではスイカがおすすめ。ビタミンCが多いだけでなく、スイカの約90%は水分なので尿量が増え、細菌を早く体外に排出できますよ」

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ひっかき傷や虫さされが治りにくいのは ファーストフードの食べ過ぎかも

「引っかき傷や虫さされが治りにくいのは亜鉛不足が疑われます。亜鉛が不足すると細胞の新陳代謝や再生がうまくいかず、皮膚の治癒力が低下。ファーストフードにはフィチン酸、レトルト食品にはポリリン酸という成分が含まれ、どちらも亜鉛の吸収を阻害します。こういった食品を摂り過ぎていると傷が治りにくいので注意」

朝の目玉焼きでめまい知らず

「脳に酸素を運ぶ役割をするのがたんぱく質で、不足すると頭位めまい症など一過性の立ちくらみが起こりやすくなります。たんぱく質は1食に20〜30g摂るとよいといわれますが消化力には個人差が。目安としては朝に目玉焼きを2個食べられればOK。最初は1個、次に2個に増やし、胃腸の不快感がなければ消化がうまくいっている証拠。めまいがある人は習慣に」

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MAQUIA9月号

撮影/山下みどり スタイリスト・料理製作/竹中紘子 取材・文/和田美穂 構成/山下弓子(MAQUIA)

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