肝臓をいたわる食べ方は?
油っぽいものを食べ過ぎない
先ほども述べたように、肝臓には体内に入った食品の脂肪酸を中性脂肪に変える働きがあり、油っぽいものを多量に食べることで、通常よりも多く代謝する力が必要となり肝臓に負担がかかります。
食材に含まれる脂質だけでなく、焼く、揚げるといった調理方法も油をたくさん使うため、極力減らすように工夫しましょう。ドレッシングやマヨネーズなどの調味料にも油が多く含まれる場合があるので、とりすぎには気を付けましょう。(※4)
加工食品を避ける
加工食品に含まれる人工甘味料や保存料などの食品添加物は、肝臓で代謝されるため肝臓に負担をかけることになります。また加工食品には、脂質や塩分が多く含まれているものもあり、栄養面での偏りも起きやすいのでご注意ください。
肝臓に良い食べ物を使ったレシピ2選〜おかず編〜
1. レンジでつくる、よだれ鶏
高たんぱく低脂肪の鶏むね肉をレンジ調理したよだれ鶏です。たれには、肝臓の機能を高めたり、保護する働きがあるごまを使用。トッピングのピーナッツには、肝臓を正常化させるビタミンB1が豊富に含まれています。
ごまやナッツ類はたれなどに混ぜると、上手にとりいれられるのでおすすめです。(※6)
2. 豆腐とアボカドのとろとろ旨辛ユッケ丼
良質のたんぱく質である豆腐とアボカドの丼です。
アボカドは、抗酸化物質であるビタミンEが豊富に含まれていて、肝臓にうれしい食材。また卵黄には、ビタミンB群やビタミンAが多く肝臓を元気にしてくれます。(※9)
肝臓に良い食べ物を使ったレシピ2選〜サラダ編〜
1. シャキシャキもやしの明太ごまネーズ
ビタミンB群や良質のたんぱく質を多く含むもやしのサラダです。
ごまに含まれるセサミンが肝機能を高め、保護してくれます。また大葉もカロテンやビタミンB群、ビタミンEが豊富で肝臓のために良い食材です。日頃から積極的にとりいれましょう。
2. ブロッコリーとうずらのピクルス
ビタミンCの宝庫ブロッコリーと良質のたんぱく質であるうずらの卵のピクルスです。
ブロッコリーのビタミンCの含有量はゆでたもので54mg、レモンは、全果で100mg、果汁で50mg。(※9)ブロッコリーのビタミンCがいかに多いかがわかりますね。※すべて100gあたりで算出