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京都の庭園ゆったりお庭鑑賞は一人旅がおすすめ

旅行・おでかけ

詩仙堂 美しい名前に誘われて

「詩仙堂(しせんどう)」って、何ともいえない美しい響きですね。

この建物を建てたのは、江戸時代初期の風流人・石川丈山(いしかわじょうざん)。なかなか面白い人物で、もとは徳川家康の寵臣だったのが、大坂夏の陣で抜け駆けをしてしまい、軍規違反で徳川家を去り、その後、広島の浅野家などに仕えたものの、最終的に京都に舞い戻り、59歳の時に詩仙堂を造営。

以後、様々な文化人や風雅の士と交わりながら、90歳で亡くなるまで生涯独身を貫き、この地で暮らしたといいます。書の大家で、我が国における煎茶(文人茶)の開祖なのだそうです。

詩仙の間から庭を眺める

「詩仙堂」の名前は、中国の詩家36人の肖像を狩野探幽(かのうたんゆう)に描かせ、その上に、丈山自ら筆をふるって各詩人の詩を書いたという「中国三十六歌仙像」が「詩仙の間」に掲げられていることに由来します。

鹿おどし

さて、庭を眺めていると、時々、コンッという音がきこえてきます。庭園の水を利用した、いわゆる「鹿(しし)おどし」の音。なんと、丈山こそが、この「鹿おどし」の考案者なのだそうです。

静寂の中に響く音が風流なのはもちろん、音を鳴らすことで、鹿や猪が庭園を荒らすのを防ぐという実用的な役割もあったようです。

詩仙堂の紅葉

ちなみに、詩仙堂は、紅葉狩りにもおすすめ。近隣には、紅葉と苔のコントラストが美しいお庭が見られる圓光寺、テレビCMで有名になった紅葉の名所、曼殊院などもあります。あわせてお楽しみください。

圓光寺
曼殊院

<DATA>
■詩仙堂(丈山寺)
住所:京都市左京区一乗寺門口町27
アクセス:叡山電車「一乗寺」駅下車、徒歩約15分。または、京都駅より市バス5系統に乗車し、「一乗寺下り松町」下車、徒歩7分
地図 → アクセス・交通の御案内

アクセス・交通の御案内

ホームページ → 詩仙堂ホームページ

詩仙堂ホームページ

円通寺 失われかけた極上の借景

円通寺は、江戸時代初期に、後水尾上皇(ごみずのおじょうこう)が修学院離宮に移る前に住まわれた「幡枝(はたえだ)離宮」の跡で、「幡枝小御所」「幡枝茶園」とも呼ばれていました。

円通寺の借景庭園

客殿前の枯山水庭園は、「借景庭園」の代表作の一つに数えられます。「借景」というのは、山などの自然をあたかも庭園の一部のように背景として取り込む作庭手法のこと。

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