20分以上運動しなければならないのは嘘!?
よく、「運動は20分以上続けなければ意味がない」と見かけることがあります。有酸素運動は20分以上しないと、体脂肪をエネルギーとして消費しない、というわけですね。
これに関しては、少し誤解があり、
・運動しはじめ:糖質がエネルギー源
・運動開始後:脂肪がエネルギー源として使われ始める
ということは合っていますが、運動開始後20分以内にまったく脂肪が使われないわけではありません。逆に、運動開始20分後でも、エネルギー源として糖質は使われます。
また、先にも述べましたが、何がエネルギー源として使われるかは、運動の強度も大きく影響します。強度が大きい運動はエネルギー源として糖質が多く使われ、長時間続けられるような強度の弱い運動は、エネルギー源として脂肪が多く使われます。
「20分」という数字にこだわらなくても、細切れ運動でも効果があるといえます。
簡単にできる、細切れ運動!
わざわざウォーキングなどの時間を取らなくても、日常でちょっとした運動をすることができます。
・外出時
・なるべく階段を使う
・上り階段は一段とばしにする
・時間に余裕がある時は、色んなフロアを歩いてみる
・電車のつり革を持って、つま先立ち
・ひと駅分歩く
・荷物は手持ちではなくリュックサックにして負荷をかける
・家の掃除
→床掃除や風呂掃除は「運動」だと思うことがポイント
→布団を干す、掃除機などもこまめに
このように、ちょっとしたことが細切れ運動になり、脂肪燃焼につながります。「○曜日は、ひと駅分歩く」「○曜日は布団干し」という風に決めておくと実行しやすいですね。
運動は長く続けなければ効果を実感しにくいため、ストレスを感じないよう、細切れ運動を始めてみてはいかがでしょうか。