毎年恒例の食器用洗剤ランキング。今回はテストする女性誌『LDK』で発表した2019年最新版をご紹介します。今回の注目点は「過去の高評価アイテム VS 売れ筋アイテム」! 16製品をピックアップし、徹底テストしました。過去3回ベストに輝いた「チャーミーV」、今年も首位を守りきるでしょうか……!?
加藤 真也/Test by LDK編集部
これを知らなきゃ始まらない本当に買うべき1本は?
テストする女性誌『LDK』編集部が本気でテストしている“食器用洗剤“。
今回は、過去のテストで高評価だったアイテムと、売れ筋・トレンドのものを合わせて16製品をテストしました。
過去高評価アイテムには、3回もベストに輝いた「チャーミーV」をはじめ、「キュキュットハンドマイルド」や「キュキュットクリア除菌」など各年の猛者ぞろい。対する売れ筋のラインナップは「ジョイ」「CHARMY」などCMで目にするアイテムがズラリ。
ハイレベルな戦いとなりそうですが、ガチ検証で“いま買うべきベストの1本”を見つけます!
さっそくですが結果発表!1位は“チャーミーV”でした
ライオン
チャーミーVクイック
購入価格:135円/260ml
結論から言いますと、ベスト獲得はまたもやライオンの「チャーミーVクイック」でした。
汚れも菌もしっかり落とし、とくに泡持ちではダントツの好成績。手肌へのやさしさはまずまずというところですが、お値段も手頃で文句ありませんでした。
とはいえ、ユーザーの皆さんが食器用洗剤に求めるものはそれぞれ違うと思うので、2位以下の製品が購入候補に上がる可能性もあります。
ランキングをチェックする前に、食器用洗剤選びのポイントを見てみましょう。
ずっと使いたい食器用洗剤には4つのポイントが重要でした
毎日使う食器用洗剤に求められるのは、“汚れも菌もきれいに落ちて使用感が良い”ことですよね。
しっかりした洗浄力は大前提ですが、でも強い洗浄力は手荒れの原因にもなります。
そこでラボと専門家の協力のもと、食器用洗剤に求められる各種の重要ポイント「①洗浄力」「②除菌力」「③手肌へのやさしさ」を徹底検証しました。
さらに今回は「④泡のスタミナ」もチェック項目に追加。前回よりテスト方法をパワーアップさせています!
人気の食器用洗剤16製品をプロが厳しく検証しました!
前述の通り、今回は下記の4つのポイントで、食器用洗剤16製品を徹底的にテストしました。
テスト①:洗浄力
洗浄力テストは専門機器を使って、それぞれの食器用洗剤の汚れ落ちを比較しました。
手順1:油汚れをつける
透明なプレートに油汚れに見立てた赤い専用油脂を塗布し、重さを測ります。
手順2:洗浄して自然乾燥する
規定量の洗剤を入れた専用機器でプレートを洗浄し、自然乾燥します。
手順3:洗浄率を算出する
乾燥後の重量を計測。洗浄前後の重量比から洗浄率を導き出しました。
テスト②:除菌力
除菌力テストでは「黄色ブドウ球菌」と「大腸菌」をどのくらい除菌できるかテストしました。
チェック1:黄色ブドウ球菌
液体の中で黄色ブドウ球菌を培養したところに食器用洗剤を加え、菌がどれぐらい減少するかを確認しました。
除菌力が高い洗剤は、菌がキレイに消えました。
チェック2:大腸菌
培養した大腸菌をシャーレに均一に塗り、食器用洗剤を浸した紙を置いて除菌力をテストしました。
除菌力が高ければ紙の周りの菌は消え、除菌力が低ければ消えません。