庭園には、万葉集や古今和歌集に詠まれた紀州（現在の和歌山県）の景色をはじめ、その周辺の景勝地や中国の故事にちなんだ景観が映し出されています。
▲六義園
▲六義園
そんな六義園は、都内有数の紅葉の名所。今年で19回目を迎える「紅葉と大名庭園のライトアップ」は、2019年11月20日（水）～12月12日（木）に行われます。
期間中は開園時間を延長して、通常は閉まっている駒込駅から徒歩2分の染井門をオープン。約400本もの紅葉など朱色や黄金色に色づく木々や、松の樹木が浮かび上がり、水面にまばゆく映し出される様子を日没からたっぷりと楽しめます。
園内では、抹茶と和菓子のセットや六義園オリジナルのお土産など、軽飲食の販売も行われるとか。幻想的な夜の六義園で、落ち着いた秋の佇まいと艶やかな紅葉を愛でるしっとりとした時間が過ごせそう。20時30分まで入園できるので、会社帰りのデートにもオススメですよ！
住所：東京都文京区本駒込6-16-3
電話：03-3941-2222
営業時間：〈通常〉9:00～17:00、〈ライトアップイベント期間中〉9:00～21:00※入園は閉園の30分前まで
定休日： 2019年12月29日～2020年1月1日
最寄駅：駒込、千石
利用料金：一般300円、65歳以上150円
秋色に染まる庭園散策を楽しんで／東京都庭園美術館
▲東京都庭園美術館
重要文化財に指定されている旧朝香宮邸（本館）を活用した「東京都庭園美術館」。旧朝香宮邸のアール・デコ様式の室内装飾と、展覧会ごとの作品との調和が見どころです。建築美と美術品を同時に感じることができるミュージアムなんです。
現代建築の新館にはショップやカフェもあり、2018年3月にリニューアルオープンした「レストラン デュ パルク」は、庭園側が全面ガラス張りに。ディナータイム（～22時）も、四季折々の庭の景観を眺めながら一流のフレンチが味わえます。
▲東京都庭園美術館
都心とは思えないほど緑豊かな庭園も壮観！
紅葉の見どころは日本庭園で、日本庭園内にある茶室「光華」は、本館と同じく重要文化財に指定されています。茶室と紅葉の景観は、日本ならではの風流な佇まい。
2019年の夜間開館日は、11月22日（金）・23日（土）・29日（金）・30日（土）、12月6日（金）・7日（土）の6日間。日暮れ時から20時までライトアップされ、さらに神秘的な趣きを添えています。芝庭や日本庭園を散策しながら、紅葉ライトアップを楽しむひとときをぜひ、過ごしてみて。
住所：東京都港区白金台5-21-9
電話：03-5777-8600
営業時間：10:00～18:00（夜間開館日は10:00～20:00）
※入園は閉園の30分前まで
定休日： 毎月第2・第4水曜日、年末年始
最寄駅：目黒、白金台
利用料金：〈庭園入場料〉一般200円／大学・専門学校生160円／中・高校生・65歳以上100円〈入館料〉展覧会により異なる※夜間開館日は庭園入場料も展覧会の入館料も17:00以降学生無料、その他は通常より2割引き
ライトアップされた幻想的な回遊式庭園に感動！／豊島区立目白庭園
▲豊島区立目白庭園
目白駅からほど近い「目白庭園」は、池の周囲を歩いて回れる回遊式の庭園です。豪華な石組みの中に、四季折々の自然の表情を満喫できるように草木が配植されて、秋は赤や黄色に色づく紅葉をたっぷり楽しめます。
庭園内には、日本初の子供向け雑誌「赤い鳥」に由来した木造瓦葺平屋建て数寄建築の「赤鳥庵」や、六角浮き見堂があり、日本人の自然に対する考え方を表現した日本庭園と言われています。
▲豊島区立目白庭園
今年で7回目となる「秋の庭園ライトアップ」は、2019年11月23日（土）～12月1日（日）の17時30分～21時（入園は20時30分）に実施。
緑に囲まれた落ち着きある園内が、夜になるとカラフルにライトアップされグッとムーディーに大変身！風の静かな日は紅葉が池に映り、より幻想的な雰囲気に。毎年変わる照明デザインを楽しみに訪れる人も多いのだそう。
▲豊島区立目白庭園
また、期間中の土日と11月29日（金）は、芝生広場でホットドリンクなどの販売もあり、肌寒い秋の夜デートにぴったり。日常を忘れて、光×紅葉のファンタジーな世界にどっぷりとつかってみて！
住所：東京都豊島区目白3-20-18
電話：03-5996-4810
営業時間：〈通常〉9:00～17:00（7月・8月は～19:00）〈秋の庭園ライトアップ2019年11月23日～12月1日〉17:30～21:00※入園は閉園の30分前まで
定休日： 毎月第二・第四月曜日（休祝日の場合は翌平日が休園。秋の庭園ライトアップ期間は休園なしで営業）
最寄駅：目白
利用料金：〈通常〉無料〈秋の庭園ライトアップ〉一般200円（未就学児無料）
