学生が終わったら勉強が終わるんじゃない
大人になってからも、勉強はすべき
学生時代が終わって、勉強があまり好きじゃなかった人はもう何かと学ぼうという姿勢を捨ててしまう人も少なくありません。特別な資格のために勉強する人はいますが、子供の頃のように勉強してますか?
確かに今の職業には必要なかったし勉強しなくてよかった!と思う人もいるかもしれません。でも使うかどうかは別にしても、勉強は続けるべきなんです。その理由が深いとじわじわ話題になっています。
学問のための学問ではない
勉強は何のためにするのか、というのは永遠の課題ですよね。多くの偉人たちが輩出された松下村塾を立ち上げた吉田松陰はこんな風に言っています。
「 学ぶのは知識を得るためでもなく、職を得るためでも、 出世のためでもない!
人にモノを教えるためでも、人から尊敬されるためでもない・・
己のためだ! 己を磨くために人は学ぶのです 」
若くしていろんなことを悟った、この偉人は自分自身のために学ぶのだと話しています。そして「学問のための学問になってはいけない」とも話しています。まずはあなた自身を磨きあげるために学ぶのは、わかりますよね
目的を達成するための手段の1つが「学問」
勉強するための勉強になってしまうと、目的が失われてどこに向かっているのかもわからなくなります。自分のために学ぶとともに、あなたの目的を達成するというゴールを決めてから勉強を計画するのも大切なこと。
多くの知識や広い視野を持っていれば、「どこがわからないか」がわかります。そして異なる文化や、考え方や価値観が全くあなたと違う人に会っても「私とは考え方が違うけど、そういう見方もある」と受け止められます
世の中の全てが白と黒で分けられず、いつも答えが一つではなく、限りなく白に近いグレーもあると知るのも勉強したからこそです。自分や他人を守れたり、攻撃をできるのもそうした知識や視野からです。
子供に勉強が教えられない
勉強してこなかったから、聞かれてもわからない
何よりも勉強すればよかったと痛感するのは、あなたの子供が生まれた後です。親は子供の幸せを願いますよね。子供が学校で学んできたことをあなたに質問しても、あなたが勉強してきた経験がないと答えられません。
知識と、勉強の仕方や考え方
子供は好奇心が強いです。「なんで?」に答えられなかったり、答えがわからなくてもどうやって答えまで導けばいいのか、それすらわからない人もいます。
自分より裕福になって、広い世界を見せてあげたいと思っても、「狭い世界と乏しい知識で満足してきた人」になってしまうと、何をどうすればいいのかわかりません。
困った時や悩みを解消してあげる方法も、複雑な状況もフォローできないかもしれません。もし学生時代に学ぶことを嫌っていたのなら、今からでもいいので勉強を少しずつでも始めてみてください。