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キャベツって栄養はあるの?気になるカロリーや糖質量

グルメ

安いときには1玉100円近くで買うことのできるキャベツ。そんなお財布にやさしいキャベツは栄養がないと思われがちですが、実はいろいろなうれしい栄養が含まれているんです。気になるカロリーや糖質量は?キャベツを選ぶときのポイントや保存方法と一緒に管理栄養士が解説します。

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キャベツの芯にも栄養はある!

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嫌いな人や、捨ててしまう人も多いキャベツの芯。実は、芯には栄養がたっぷり含まれているんです。丸まっている葉の部分よりも、キャベツの芯のほうが、カルシウム、カリウム、リン、マグネシウムが約2倍多く含まれていることが研究で明らかにされています。

なかでも、カリウムとリンは、丸まっている葉の部分と芯、外側の葉の3つの部位の中で、芯に一番多く含まれていることがわかりました。(※21)

キャベツの芯は、煮込みすぎると特有の臭みが出てしまうので、甘みや風味を生かすには火の通りは食感が残るくらいにするのがいいですよ。キャベツの芯のきんぴらや、メンマなどの歯応えを活かせる料理がおすすめです。

キャベツの栄養は加熱すると減る?

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ゆでるときは注意

キャベツには水溶性の栄養が多く含まれています。特に上記で説明したビタミンUや、ビタミンC、カリウム、葉酸は水溶性のため、水に流れでてしまうデメリットがあります。

キャベツを生で食べると無駄なく摂取することができますし、加熱する場合は蒸したり炒めたりして、加熱時間を短くすることで流出を抑えられます。スープにする場合は汁を飲むことで水溶性のビタミンを丸ごといただくことができますよ。

キャベツの選び方と保存方法

選び方

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キャベツは冬キャベツと春キャベツで選び方が異なります。冬キャベツは葉の巻きがしっかりとしていて、葉と葉の間が密でずっしりとしたかたいものがおいしいと言われています。

一方春キャベツの場合は、巻きがゆるく、葉がやわらかい軽いものを選びましょう。芯の切り口は小さく、葉が鮮やかな緑色で全体にハリとツヤがあるものがおすすめです。カットしてあるものは断面を確認して、芯が上まで伸びていないものを選びましょう。(22,23)

保存方法

キャベツは涼しい気候を好むので、冬場をのぞいては冷蔵庫で保存します。芯をくり抜いて水を含ませたキッチンペーパーを詰めたあとにビニール袋などに入れて冷蔵庫で保存します。芯から水分を補給できるのでみずみずしさを保つのに役立ちます。衛生上、ペーパータオルは2~3日で取り替えてください。一度に使わないときは外の葉からはがして使うと長持ちしますよ。

ラップに包まれたカットキャベツを買う場合は呼吸ができないため早く傷んでしまいます。ラップは外し、ビニール袋に入れ替えて冷蔵庫で保存しましょう。キャベツは冷蔵庫の中でも成長するので、なるべく早く食べきりましょう。(※22,24)

キャベツは主婦の強い味方!

身近でお財布にやさしい野菜、キャベツにはビタミンUや葉酸などのたくさんの栄養が含まれていることがわかりました。ですが、調理法によっては栄養が減ってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

キャベツはカロリーや糖質が低いのも嬉しいポイントですね。選び方や保存方法もマスターして、普段の生活に役立ててみてくださいね。

【参考文献】

1 胃腸を健やかにするビタミン様物質【ビタミンU】 | あすけんダイエット
2 栄養価・歴史・選び方・食べ合わせ|JA筑前あさくらについて|JA筑前あさくら
3 野菜類/(キャベツ類)/キャベツ/結球葉、生 - 一般成分-無機質-ビタミン類-アミノ酸-脂肪酸-炭水化物-有機酸等

※4 新ビジュアル食品成分表 新訂第二版 大修館書店

5 野菜類/(ピーマン類)/青ピーマン/果実、生 - 一般成分-無機質-ビタミン類-アミノ酸-脂肪酸-炭水化物-有機酸等
6 カルシウム | e-ヘルスネット 情報提供
7 骨粗鬆症 | e-ヘルスネット 情報提供
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