カヤジャムってご存知ですか?シンガポールの朝食・カヤトーストには欠かせないジャムなんですが、ココナッツジャムとはまた別モノ。さらに、その食べ方がちょっと変わっているんです。シンガポールで初めて食べて以来、おいしさにハマった筆者が、その魅力を熱くお伝えします!
muccinpurin
カヤトーストに欠かせないカヤジャム♪
シンガポールを訪れたことがある方にはおなじみだと思いますが、現地の人々が愛する朝食・カヤトーストを作るのに欠かせないのが「カヤジャム」です。
一時は日本への輸入が禁止されていましたが、現在ではそれも解消され、成城石井でシンガ
ポール直輸入のものを販売中。これで、日本に居ながらにしてシンガポールの朝食を楽しむことができますよ♪
ココナッツジャムとは別モノ!「カヤジャム」
「カヤジャム」480円(税別)
ココナッツジャムとは別物!とお伝えしましたが、その秘密は材料にあります。
ココナッツミルクと砂糖をベースにジャムを作り、そこにパンダンリーフというハーブの一種を加えます。日本語では「タコノキ」スリランカのシンハラ語では「ランぺ」、そしてシンガポールやマレーシアでは「パンダン」と呼ばれています。
パッケージのココナッツの横に描かれているのがそのパンダン。 “東洋のバニラ” の別名を持ち、独特の甘い香りが特徴です。「このパンダンが入っているかいないかでは大違い!」と声を大にして言いたいのです。
さて、このカヤジャムですが、ジャムということでパンに塗って食べる……のですが、その食べ方が独特。
筆者も初めてシンガポールを訪れた際にカヤジャムを使ったカヤトーストと出会い、その食べ方に一瞬ひるんだのを今でも覚えています。シンガポールに行ったことがある方は、ここでウンウンとうなずくはず。
食べ方こそちょっと変わっていますが、一度食べるとクセになる、まさに忘れられない味なんです。
ちなみに、こちらは筆者がシンガポールで買ってきたカヤジャム。どうしてもあの味が忘れられず、小瓶がセットになったものを空港で買ってきました。
日本ではまだあまり手に入らず、「あの味が恋しいな……」と思っていたところ、成城石井のジャム売り場で発見。あまりの嬉しさに「これは現地の食べ方を忠実に再現しなくては……」と謎の使命感がメラメラと沸きあがりました。
シンガポール式「カヤトースト」の作り方
材料(1人分)
・パン(10枚切り程度の薄め)……2~4枚
・カヤジャム……適量
・温泉卵……1個
・無塩バター(3mmほどにスライス・冷たいもの)……適量
作り方
パンは両面がきつね色になるまでトーストします。外側だけでなく、ジャムを塗る内側もトーストするのがポイント。
サンドしたものを半分にカットしたら完成!包丁を上から押すように思い切りよく切ると、きれいにカットできますよ。
ココがこだわり!
1. パンは茶色で薄め!
現地のカヤトーストに使われるパンは、全粒粉で焼いたような茶色いパンがほとんど。もちろん、ふわふわの白いパンもたまに見かけますが、圧倒的にこのタイプが多めです。
しかも、日本では見かけないような薄切りが多いので、日本で試すなら10枚切りくらいがおすすめです。