痩せやすい体質をつくるヨガメソッドを、30年に渡りヨガを通して「食」の大切さを教えている友永淳子先生にお聞きしました。ダイエットでは、腸の老廃物を排出することが大切。腸のぜん動運動を促進し、デトックス作用を高めてくれるポーズを行いましょう。便秘改善にもおすすめです。
1.ポッコリお腹を解消する「両足のワニのポーズ」
下腹部の筋肉をつくり、下腹ぽっこりを改善するポーズ。脚の重さで腸が刺激される。
やり方
両脚を揃えて天井に上げ、足首を90度に曲げる。息を吐きながら両脚をゆっくり右に倒し、顔は反対側に向ける。丹田(へその下)に力を入れてバランスをとる。脚を戻して反対側も行う。
POINT:おへその下がぷるぷるしてくるので、そこに意識を集中させる。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)
膝を伸ばすのがつらい場合
膝の角度に比例してお腹に負荷がかかる。膝を伸ばすとつらい時は膝を曲げて強度を下げて。
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2.腸が伸びてお尻が引き締まる「橋のポーズ」
お腹が引き上げられ、腸が伸ばされる。お尻が引き締まって骨盤の調整にもよいポーズ。
やり方
仰向けになり両膝を立てる。両足を腰幅に開き、背中で両手を組む。息を吸いながら腕と脚で腰を押し上げ15秒ほど保つ。息を吐きながら腰を下ろす。
POINT:脚でしっかり腰を持ち上げ、押し上げている腰に意識を集中する。
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もっとポーズを深めたい人は
両膝を横に倒すと、さらに腸を刺激できる。不安定なときは手のひらを下にして床につけよう。
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3.腸のマッサージする「バストリカ」
代謝が上がり、ダイエットに最適な呼吸法。腹筋を大きく動かすと腸のマッサージにもなる。
やり方
1.安座で座り、鼻から息を吐いて腹部をへこませる。
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2.鼻から息を吸いながら腹部を大きく前に押し出す。「吐く・吸う」を1秒に1回のテンポでリズミカルに繰り返す。初心者は10回、慣れてきたら30回まで。
POINT:お腹を引き締めたときと膨らんだときの振幅に意識を集中する。
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