痩せやすい体質をつくるヨガメソッドを、30年に渡りヨガを通して「食」の大切さを教えている友永淳子先生にお聞きしました。ぐっすり眠れると食欲をコントロールするホルモンが正常に分泌され、ダイエット効果が期待できます。逆転や胸を開くポーズで自律神経のバランスを整え、睡眠の質を高めましょう。
1.深い呼吸がしやすくなる「魚のポーズ」
胸を開くことで呼吸が深くなる。頭頂を引っ張るので、顔の皮膚が引き上げられてリフトアップにも◎。
やり方
仰向けで、お尻の下に手のひらを下にして両手を置く。吐く息で胸を押し上げ、肘で支える。頭頂が床につかないときや、腰や首に違和感があるときは無理をしない。
POINT:背骨がアーチを描きながら、胸が同時に開いていく意識を持つ。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)
胸を持ち上げるのがつらい場合
肘で床を押したほうが、胸を持ち上げやすい。力が入りやすいように、手は親指を中にして軽く握ろう。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)
2.自律神経を整える「肩立ちのポーズ」
逆転になることで自律神経の働きが正常になり、寝つきがよくなる。頭が休まらない人にもおすすめ。むくみにも効く。
やり方
仰向けになる。息を吸いながら腰を持ち上げ、両手で支える。息を吐きながら両脚を天井に向けてまっすぐ伸ばし、しばらくそのまま保つ。
POINT:締まる喉元に意識を集中させながらポーズを味わう。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)
肩で支えきれない場合
腰を手で支えた「逆転のポーズ」にするとポーズが安定する。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)
3.副交感神経が優位になる「ブラ―マリー」
長く息を吐いて、音の振動に意識を向けることで、副交感神経が優位になる。
やり方
安座になり目を閉じる。息を吐きながら「ン〜〜〜〜〜」と鼻でハミングする。できるだけ長くハミングを続け、頭蓋に響くその音と振動に耳を傾ける。
POINT:「ン〜〜〜〜〜」という音が頭蓋に響く様子に意識を集中する。
photo by Nobuhiro Miyoshi(RELATION)
4.甲状腺の働きを整えて代謝を上げる「鋤のポーズ」
体の免疫力を高めてくれるポーズ。甲状腺の働きを整え、ホルモンの働きをよくし、脂肪の代謝を上げる。