自分が好奇心旺盛だと思う人は、自己PRをどのようにすればいいのでしょうか。また、そんな人の適職とは?外資系OLコラムニストのぱぴこさんに、好奇心旺盛な人の長所や短所、向いている仕事などについて教えてもらいました。
「好奇心は猫を殺す」とは、イギリスのことわざです。
英語圏では、猫は9つの命を持つと言われるため、そんな9つの命を持つ猫でも、好奇心によって殺されるということを表します。
好奇心旺盛な人と、好奇心が皆無な人を比べたら、前者のほうが明らかに魅力的なように感じますが、強すぎる好奇心は身を滅ぼす……といった、長所と短所を表現していることわざといえます。
今回は一見プラスに働きそうな「好奇心旺盛な人」について考えていきましょう。
好奇心旺盛とはどういう意味?
好奇心旺盛とは、自分の知らないことや珍しいこと、面白いことなどに興味を持ち、積極的に知ろうとする姿勢を意味します。
好奇心旺盛な人の仕事における短所と長所
「好奇心旺盛」という言葉からは、常に新しいことへ興味があり、知識欲が強くて行動力がある人物像が浮かんできます。
このように記載すると「短所なんてないのでは?」と思いますが、「猫を殺す」のことわざがあるように、強すぎる好奇心は危うさもはらみます。
好奇心旺盛な人の短所
(1)興味のあることしかやらない
好奇心旺盛な人は「自分が知らないもの、興味を持ったもの」へのフットワークが軽いため、自分の興味がある仕事しかやらない、ほかはやっても明らかに手抜き……ということが起こります。
仕事なので「やりたいかどうか」を常に優先されるのは周囲も困ります。
(2)「ビジネス上必要か」よりも「自分が楽しいか」で考える
顧客や上層部へのプレゼンや企画のコンセプトにおいては、「自分がいいと思うもの」がそのまま「ビジネス上必要なもの」ではない場合があります。
このときに、自分の興味嗜好を優先してしまうと「どこ目線なの?」というアウトプットができてしまいます。
(3)熱しやすく冷めやすい
ちょっとでも興味を持つと猪突猛進! で突き進むも、手をつけてみて「それほどでもないな」と思うと、先ほどの熱はどこへやら、すぐ手を引いてしまう部分があります。
やる気満々で進めていたと思ったら「もうやめた」と返答されると、信頼感が下がってしまう可能性があります。
面接で自己PRする方法は? 好奇心旺盛な人の長所
好奇心旺盛な人のネガティブな面を挙げてしまいましたが、自己PRは短所も長所として嘘がない程度にアピールするべきものです。
そして、もちろん好奇心旺盛さは強みとして話せる内容です。
(1)成長意欲が高い
自分の興味が湧いたものを「知りたい」と思い、どんどん調べていく姿は「成長意欲が高い」と見えます。
自分でどんどん行動できる点は、仕事でも活かせる強力な武器です。