部屋をきれいに片付けたら、きっと居心地がよくて素敵な時間を過ごせそう。それはわかっているけれど、なかなかやる気が起きない、どこから手をつけたらいいかわからない、といった人は多いのでは?そこで今回は、絶対にやる気になる部屋の片付け方法と、きれいになった状態をキープするコツをご紹介します。
部屋を片付ける気になれないのはなぜ?
散らかっている部屋よりも、きれいに片付いている部屋のほうがいいと、頭ではわかっているのに、なかなかやる気が起きないのは、そもそもなぜなのでしょう?やる気に火をつけようとする前にまずは、その原因から考えてみましょう。
・忙しくて時間がないから
・(時間はあるけど)面倒くさいから
・上手な片付けの方法がわからないから
・片付けてもどうせまた散らかるから
だいたい、こんなところでしょうか?やる気が起きない人は、この理由のあとに、「今じゃなくて、そのうちやろう」「今やらなくてもいいか」という言葉が続くことが多いではないでしょうか。
仕事や食事といった、生きていくために必要最低限のことは、誰でも否応なしにやることになります。でも、片付けの場合は「今すぐにやらなくても困らない」という考えが、心の片隅にあるため、ついつい後回しになってしまう人が多いようです。
部屋が散らかっていることのデメリット
片付けを後回しにして部屋が散らかっていても、本当に問題はないのでしょうか?探しものがすぐに見つからずに時間を無駄にするとか、気分がすっきりしないなどといった、あなたが感じている問題の他にも、実はたくさんのデメリットがあるんです。
・掃除がしづらく埃などがたまりやすい→不衛生で不健康
・ストックを把握できないので同じようなものを買ってしまう→不経済
・心身ともに休まらない→不健康
・人を家に呼べない→人間関係に悪影響
・カビや汚れで部屋が傷んで修理が必要になる→不経済
ざっとあげただけでも、こんなにデメリットがあります。それでも、まだ「やらなくても問題はない」と言えますか?
片付けのやる気を出すための方法
片付けのデメリットがわかったところで、どうやってやる気を出したらいいのか?誰でもすぐにできる簡単な8つの方法をご紹介します。
1.片付けることで起こるメリットをイメージする
誰だって、メリットのないことには腰が重くなります。片付けることのメリットは、デメリットとは反対のことを考えてみましょう。一度片付けてしまえば、時間を有効に使えて、清潔で健康的、しかもお財布にやさしくて、人間関係も広がる。そう考えたら、少しはやる気が出てきませんか?
2.きれいに片付いた部屋をイメージする
自分が何を目指しているのかが分からないと、頑張るのは難しいですよね。自分は片付いた部屋で、どんな暮らしをしたいのか、具体的にイメージしてみましょう。
たとえば、片付いた部屋に友達や恋人を呼んで楽しい時間を過ごす。あるいは、ものがすぐに見つかるように整理整頓をして時間を有効に使う。または、洋服を整理して、欲しかった新しい服を買うとか、買い物のロスをなくして貯金額を増やす、などなど。部屋を片付けることによって、どんないいことが起きるのかをできるだけ具体的にイメージしてみましょう。
3.まず手を動かす
脳は考えるだけで疲労するのだそう。そのため、どうやって片付けるのか、何から始めるのかを考えただけで、どんよりしてしまうのは仕方のないこと。そうならないためにも、余計なことは考えずに今すぐに手を動かしてみましょう。不思議なことに、やる気は、やればやるほど湧いてくるもの。何かを始めること、少しでも成果が見えることで自然とやる気が湧いてきます。
4.やることをリストアップする
一時期、レコーディングダイエットというダイエット方法が話題となりました。人は視覚化することで、頭が整理されると同時に、やるべきことが明確になって行動しやすくなります。まずは、「出しっぱなしの服をしまう」「本を整理する」などと、やることをリストアップしてみましょう。想像していたよりも、案外項目が少なくて、やる気が出るかもしれません。また、すぐにできそうなことがわかって、どこから始めればいいかがわかるのもいいですね。終わったものから線を引いて消していくと、達成感がうまれてさらにやる気がアップするというメリットも。
5.場所を決めて片付ける
ただ漠然と「片付けよう」と考えると、大ごとのように感じてしまいます。まずは場所を限定して片付けてみたらどうでしょう?一般的に一番やりやすくて、達成感があるのは机(テーブル)の上だと言われています。仕事をしたり、食事をしたりと、一日のうちに何度も目にする机の上がきれいになると、やる気も自然にアップするというものです。机の片付けが終わったら、次は本棚、ベッド周りなど場所を決め、さらに1日1箇所などというように頻度を決めて片付けをするといいですよ。
6.時間を決めてやってみる
散らかりすぎた部屋は一日かけても片付かないかもしれません。永遠に終わらないのでは?という絶望的な気持ちになって、結局はまたやる気がなくなるという悪循環に陥ることも。そこで時間を決めて片付けをしてみたらどうでしょう。10分間、タイマーをセットして、片付けを始める。タイマーが鳴ったら終了。もっとやりたければ継続するといったゆるいルールにしておけば、無理なく続けられそうです。