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「気にしないでください」は失礼?上司への伝える際のコツ

ライフスタイル

よく使う「気にしないでください」という表現。これを上司に使うのは失礼?「気にしないで」というニュアンスを伝えるビジネスシーンでの敬語を、マナー講師の川道映里さんが解説します。

「お気に留められませんように」が◎

取引先のミスに対して「気にしないでください」と伝える際は、「どうか、お気になさらないでくださいませ」や「お気に留められませんようにお願い申し上げます」を使うと丁寧です。

メールだけなく電話も使う

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また、メールで「気にしないでください」と伝える場合は、「こちらは気にしていないので、あなたも気にしないで」という思いが届くように返信しましょう。加えて、相手との間柄によってはメールだけでなく電話でも伝えると、さらに気持ちが通じますね。

「気にしないで」を上手に伝えるコツは?

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「気にしないで」を上手に伝えるコツは、繰り返しになりますが「どうぞ(どうか)」を添えることです。相手にとって、優しく、やんわりとした印象を与えることができるでしょう。

そして、最初に「ありがとうございます。どうぞ、お気になさらないでください」とお礼をプラスするのがおすすめです。まず、自分のことを気にしてくれている(心配してくれている)ことにお礼を述べる、相手の立場を考えた言い方ですね。

「気にしないで」の敬語表現は、相手や状況に応じて変化します。大切なのは、

「TPPPO(※)」……Time(時)、Place(場所)、Person(人・相手)、Position(立場)、Occasion(機会・場合)」に応じて言葉を使い分けることです。

言葉を使い分け、選ぶことで、相手との人間関係がより円滑になることを願っております。

※「TPPPO」はヒロコマナーグループ代表西出ひろ子氏の登録商標です

(川道映里)

※画像はイメージです

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