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「かぼちゃの煮物」のカロリーや糖質は?気になる栄養素も!

味のしみたおいしそうな「かぼちゃの煮物」、でもカロリーや糖質が気になってしまいますよね。今回は、かぼちゃの煮物のカロリーや糖質のほかにも、かぼちゃに含まれる栄養素まで、管理栄養士の筆者が「かぼちゃの煮物」のことを詳しく解説していきます♪

かぼちゃの煮物のカロリーと糖質

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カロリー

西洋かぼちゃを使用した煮物のカロリーは皮付きの場合、一人分(かぼちゃ約1/12個)で152kcal。皮の重量は約15%なので、皮なしの場合は一人分(かぼちゃ約1/12個)で129kcalです。(※1)

レシピによっては調味料の分量が前後することがあるので、上記のカロリーを上回る場合もあります。

糖質

上記のかぼちゃの分量の糖質は15gです。煮物にすると糖質は24.6g、皮なしの場合は22.5gになります。(※1)

ご飯1杯150gの糖質量は55.2gなので、ご飯とかぼちゃの煮物を一緒に食べると、一度に70g以上の糖質を摂取することに。かぼちゃの煮物の食べ過ぎには注意が必要です。

かぼちゃの煮物の栄養素

ビタミンC

かぼちゃ100gを使用した煮物に含まれるビタミンCは43mg程度です。(※1)

ビタミンCには抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進する働きがあるのでストレスへの抵抗力も強めてくれます。

また、ビタミンCは体内に入った病原菌やウイルスを排除してくれる白血球の機能を強めて、免疫力を高めてくれる働きがあります。欠乏すると白血球が十分に働かず、免疫力が低下して病気などの回復も遅くなってしまうんです。(※2)

ビタミンE

かぼちゃ100gを使用した煮物のビタミンE含有量は4.9mg含まれています。(※1)

ビタミンEは抗酸化作用があるため、血管や血液成分を酸化から守り血行を正常に保つサポートをしてくれます。ビタミンEが不足すると、血行不良が原因となる冷え性や肩こりを起こしやすくなります。アンチエイジングビタミンと呼ばれるビタミンEは、老化の原因になる体内脂質の酸化予防もしてくれる嬉しい栄養素です♪(※3)

カリウム

かぼちゃ100gを使用した煮物のカリウム含有量は510mg含まれています。(※1)

カリウムは、余分な塩分や水分を尿として排泄する働きがあるので、塩分の摂りすぎを調節するうえで重要な栄養素です。濃い味付けのものが多い外食や調理済み食品など塩分が高いものは、手足のむくみや高血圧に注意が必要です!カリウムは水分代謝を促進してくれるので、むくみ対策や血圧調整の効果に期待ができます。(※4)

食物繊維

かぼちゃ100gを使用した煮物に含まれた食物繊維は3.5g程度と豊富で、水溶性・不溶性食物繊維をともに多く含んでいます。(※1)

不溶性食物繊維は大腸の運動を活発にしてくれて、さらに水溶性食物繊維は善玉菌のエサになります。善玉菌を多く含むヨーグルトやチーズなどの発酵食品とともに食べることで腸内環境を整えてくれる働きが期待できますよ♪(※5)

かぼちゃの煮物のカロリーを抑える方法は?

かぼちゃの煮物は砂糖を多く使うため糖質が高くなってしまいます。水なしで調理すれば味しみがよくなり、砂糖の量を減らすことができますよ。

また、目分量で作らないということも大切なポイント。煮物というとつい大まかに作ってしまいがちですが、調味料の量を正確に測って入れれば、必要最低限のカロリーに抑えることができますよ。

さらに食材選びでもカロリーは変わります。西洋かぼちゃ(生)が100gあたり91kcalであるのに比べ、日本かぼちゃ(生)は100gあたり49kcalとおおよそ半分くらいにカロリーを抑えることができるのです。(※6)

おいしくヘルシーにかぼちゃの煮物を食べよう!

かぼちゃは甘くて糖質の多い野菜のため糖質やカロリーがどうしても気になってしまいます。しかし、かぼちゃに含まれる栄養素には、ダイエットの手助けになってくれるものもあることがわかりました。全体の食事の中でバランスよく食べるようにしたり、今回ご紹介したカロリーを抑える方法を活用して、おいしくかぼちゃの煮物を食べましょう。

参考文献

1 西洋かぼちゃ|食品成分データベース
オリジナルサイトで読む
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