なんとなく耳にしたことはある「アクアパッツァ」。でも具体的にどういった料理なのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。この記事ではアクアパッツァがどんな料理であるかご紹介するとともに、鯛で作る本格レシピ、たらとレンジで作る簡単レシピもまとめてみました。
おしゃれイタリアンの定番、アクアパッツァとは
みなさんは、「アクアパッツァ」という料理を食べたことがありますか? 名前は聞いたことがある、魚を使う料理であることは知ってるなど、あまりはっきりと説明できない方が多いのではないでしょうか。
アクアパッツァとはブイヨンなどの出汁を使わず、水やトマト、白ワインなどで魚を煮込んだスープ料理を指します。魚料理ではなく、あくまでスープを楽しむ料理なんです。
名前の意味
アクアは “水” 、パッツァは “奇妙な・狂った・暴れる” といった意味があり、油に水を入れて料理をするときに水が跳ねることが由来とされています。使用する具材は厳密に決まっているわけではないので、魚、野菜、お好みでハーブを入れて楽しめる料理です。
アクアパッツァに適した魚
アクアパッツァには鯛やたらといった白身魚を使うことが一般的ですが、これにはきちんと理由があります。上でも記載した通り、アクアパッツァはスープを楽しむ料理。そのため、風味の主張が激しい赤身魚などは向かないんです。
また、魚の皮や骨がついている部位を使うとその部分から旨みが出てスープに溶け出すので、おうちで作る場合には皮つきの切り身や魚まるごとを使用するといいですね。
鯛の切り身で作る「アクアパッツァ」のレシピ
調理時間:30分
材料(2人分)
・鯛(切り身)……2切れ
・塩こしょう……少々(下味用)
・オリーブオイル……大さじ3杯
・あさり……160g
・ミニトマト……6個
・ブラックオリーブ……10g
・にんにく……1片
・白ワイン……80cc
・水……150cc
・こしょう……少々
下ごしらえ
・あさりは塩水に浸して砂抜きをし、殻をこすり合わせてよく洗います。
・ブラックオリーブは5mm幅の輪切りにします。
・にんにくはつぶします。
作り方
1. 鯛の切り身に塩こしょうを振って10分ほど置いたら、出てきた水分をペーパータオルで拭き取ります。
2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて、弱火で炒めます。
3. 香りが立ったらにんにくを一度取り出して、鯛を皮目から焼きます。
4. 鯛の両面がこんがりと焼けたら、3で取り出したにんにくを戻し入れ、あさり、ミニトマト、ブラックオリーブを加えてザッと炒め合わせます。
5. 白ワインを加えてひと煮立ちさせ、さらに水を加えてフタをします。あさりの口が開くまで、中火で5分ほど蒸し焼きにします。
6. 鯛に煮汁を回しかけ、塩こしょうで味を調えます。
7. 器に盛り、お好みでイタリアンパセリを散らしたら完成です。
【レシピ提供 macaroni】