ひき肉をベースにしたキーマカレーは、お子さんにも人気の時短レシピ。手軽にできるのに栄養満点、保存がきくのもうれしいですね。味つけのベースをトマト缶にすれば、あとは市販のカレールーを入れるだけ。おいしく作るポイントと具材のアレンジをご紹介します。
キーマカレーってどんなカレー?
キーマカレーは、ひき肉を作ったインドのカレー料理。インドでは宗教的な理由によって、鶏肉やラムのひき肉で作られることがほとんどです。日本では合いびきや牛ひき肉も含め、ひき肉を使ったカレー全般を「キーマカレー」と呼んでいます。
ひき肉や玉ねぎ、ニンニクなどのスパイスを使って、いろいろな野菜を組み合わせて軽く煮込むだけ。その手軽さから、家庭でできる人気のカレーレシピになっています。
水不要! トマト缶で作るキーマカレーのレシピ(調理時間:20分)
トマト缶とそれぞれの野菜から出る水分だけで作るキーマカレーです。水を使わないので、素材の旨みがギュッと凝縮。カラフルな野菜を組み合わせて、栄養バランスも抜群です。野菜嫌いのお子さんも思わずおかわりしたくなるレシピをお試しください。
材料
・合いびき肉……300g
・玉ねぎ……1/2個
・ピーマン……1個
・パプリカ……1/2個
・にんじん……1/3本
・エリンギ(マッシュルームでも)……1本
・セロリ……10cmくらい
・にんにく……1片
a. トマト缶……1缶
a. 固形コンソメ……1個
a. カレー(フレーク)……大さじ3杯
a. ケチャップ……大さじ1杯
a. ウスターソース……大さじ1杯
a. しょうが(チューブ)……小さじ1杯
a. 塩コショウ……少々
作るときのポイント
最初に玉ねぎをじっくり炒めて、甘みを引き出すのがポイントです。野菜のカラフルな色合いは、見た目だけでなく栄養バランスも良くなるので複数組み合わせるのがおすすめ。
カレールーはフレーク状が混ざりやすくて便利ですが、固形ルーでもかまいません。辛味が欲しいときは、カレールーではなくカレー粉をプラスしてくださいね。
作り方
1. 野菜の下ごしらえをする
野菜はすべて粗みじん切りにします。苦手な野菜があるときは、細かいみじん切りにするのがコツ。食感がなくなると、意外に気づきません。
2. 玉ねぎを炒める
熱したフライパンに油を入れ、にんにくを炒めます。香りが立ったところで玉ねぎを加え、透き通るまでよく炒めます。
3. 野菜を炒める
ほかの野菜をすべて加え全体に油がなじんだら、軽く塩コショウして下味をつけます。
4. 肉をくわえる
合いびき肉を入れたら、肉がパラパラになるまで野菜と混ぜ合わせます。このときに赤ワインを少量加えてアルコール分を飛ばすとコクが加わりますよ。
5. トマト缶をくわえる
トマト缶をすべて入れてください。ホールのトマト缶を使用する場合は、トマトを崩しながら炒め合わせます。具材と混ぜたら、フタをして弱火で7~8分煮込みます。
6. 調味料で味つけする
野菜から水分が出てきたら、残りの調味料をすべて加えて味を調えます。カレールーはだまにならないように、少量ずつ入れてください。