農林水産省主催のコンテスト「フード・アクション・ニッポン アワード」で入賞100品目に選ばれた注目の調味料「ホイスターソース」。三陸の海で育ったホヤの旨みを閉じ込めた、磯の風味の強さが魅力です。その旨みがどのくらいのものか、実際に料理して味を確かめてみました!
とにかく磯の風味が強いソース!
農林水産省主催のコンテスト、「フード・アクション・ニッポン アワード」で入賞100品目に選ばれて注目を集める調味料「ホイスターソース」。
聞きなれない名前ですが、オイスターソースではなく “ホイスターソース” です!
海産資源が豊富な宮城県の気仙沼で生まれたホイスターソース、どんな味か気になりますよね……。実際に料理に使って味を確かめてみました。
海かおる ホイスターソース
「海かおる ホイスターソース」756円(税込)
海の恵みが豊かな宮城県三陸沖。そんな三陸でじっくりと育ったホヤの旨みを凝縮したのが「ホイスターソース」です。
オイスターソースをもじったようなネーミングにはほっこり癒されますが、どんな味なのか気になりますよね。ホームページによると、「ひとさじ加えるだけで一味違う旨さを演出」とのこと。
たったひと匙でそんなに味が変わるなんて、ますます気になります……。
「目の前に海がある…?」と錯覚するレベル
料理に使う前に、小皿に出してちょっぴり味見。キャップを開けた瞬間から “ひと味違う旨さ” の片鱗が顔を出しました。まず、香りが別格! まるで目の前に磯があるような、濃厚な海の香りが広がります。
オイスターソースよりはサラッとしていますが、ソースとしてはとろみが強め。なめてみると、口のなかが磯の香りで支配されます! 「どこかで感じたことのある味だな」と思ったら、海苔の佃煮に似ています。さらにそこにホヤの味わいをプラスしたイメージです。とにかく、オイスターソースの比じゃないくらいの磯っぷり。
原材料を見てみると、ホヤエキス、しょうゆ、水あめ、砂糖……とシンプル。これは、ホヤのインパクトが強いはずです。
ホヤの味がどのくらいするか気になる方も多いと思いますが、独特なくさみは感じません。それより磯の香りを強く感じるので、ホヤが苦手な方にもチャレンジしやすいはずですよ。
化学調味料は無添加ですので、安心して料理に使うことができます。
「ホイスター炒め」を作ってみた!
実は筆者もホイスターソース初体験なのでどんな料理に使うか悩んだのですが、オイスターソースをホイスターに置き換えればいいのでは、という結論に至りました。
と、いうことで筆者がよく作る「厚揚げときのこのオイスター炒め」をホイスターソースで。
厚揚げと豚バラ肉を焼き色が付く程度炒め、しめじを加えます。きのこはお好みのものを使ってください。
仕上げにホイスターソースを加えて、全体に炒め合わせます。
フチのソースに火が入り、ちょっと香ばしい香りがしてきたら完成の合図ですよ。
お肉との相性もばっちり!
豚肉とホイスターソースの相性が気になるところでしたが、決してけんかすることなく、豚肉の旨みをしっかりと引き立ててくれました。とはいえ、磯の主張は強く、噛むほどに口いっぱいに磯の香りが広がります。ホヤの本領発揮、といったところでしょうか。
オイスターソースより甘みが少ないので、ご飯との相性もよさそう。今回はホイスターソースだけで味を付けましたが、甘みと塩気のバランスがちょうどよく、これひとつで味が決まるのがとても便利だと感じました。