設置工事などが不要で、製品さえあれば綺麗でおいしい水が飲めると人気の浄水ポット。ミネラルウォーターを買わずに済むのでコスパも抜群です。トレビーノなど様々な商品がありますが、どれがおいしくて使いやすいのでしょうか? 『LDK』編集部が実際に人気の浄水ポットを購入して比較してみました。
ミネラルウォーターはゴミも出るし買い足すのが面倒!
「水道水をそのまま飲むのはちょっと抵抗がある…」。綺麗でおいしい水は毎日飲みたいものですが、なくなるたびにミネラルウォーターを買いに行くのは結構大変! 重いものを運ぶのもひと苦労だし、ペットボトルのゴミもかさばってしまいます。また、長期的に見るとコストも高くついてしまうので、なかなか悩ましいものです。
浄水ポットで水道水が綺麗でおいしい飲料水に!
そんな時に便利なのが、「浄水ポット」です。水を容器に入れるだけで、中で不純物がろ過されるので、綺麗でおいしい水に早変わり! 水道水を入れるだけですぐできて、そのままコップに注げるので、ゴミも出ません。
ミネラルウォーターと違ってたくさん使えるので、炊飯や汁物などの料理に使用するのもおすすめ!エコでおいしい浄水ポットは、一家に一台あるととっても便利なんですよ。
浄水ポットのしくみやカートリッジの交換時期目安は?
浄水ポットには、基本的にポット内にカートリッジがついており、ろ過装置が備わっています。
ポットの場合、カートリッジは2-3ヶ月で交換するものが一般的となっています。例えばブリタ(BRITA)の場合、公式ホームページによると、カートリッジの交換時期は「8週間」となっています。
カートリッジを替えずにそのまま使用すると、不衛生となってしまうこともあるため、きちんと交換するようにしましょう。
買う前に気をつけておきたい選ぶポイントは3つ
有名なトレビーノやブリタなど、常に進化している浄水シリーズですが、ポットを買う場合に知っておきたいポイントを、3つにまとめてみました。
ポイント①:味
口に入れるものなので、なんといってもおいしいものが第一。水道水特有の塩素っぽさやカルキ臭がなくなっているものは大前提です。
ポイント②:使いやすさ
毎日使うものなので、持ちにくかったり、注ぎにくいものだとストレスになってしまいます。冷蔵庫にも入って邪魔にならないサイズのものだとベターです。
ポイント③:ろ過スピード
最後はろ過するスピードです。水を入れたらすぐに飲んだり料理に使いたいもの。なかなかろ過されず、じーっと待っていなければいけないのは、時間もロスになってしまいます。
スピーディにろ過できるのはどれ?実際にろ過し終わる時間をテストしました
浄水ポットはどういったものを選べばよいのかわかったものの、それぞれの項目は実際に使ってみないとわかりませんよね。
そこで、今回は下記の検証テストを行いました。
▼検証方法
各ポットに水道水を入れて、すべてろ過しきるまでにかかった時間を計測。水の量は、検証品の中で、ろ過後の容量の最低値である400mlに揃えた
この検証方法を評価項目の「スピード」とし、食のプロによる「味」や「使いやすさ」も同時にチェック。5段階で評価しています。これらを総合してAからDまで格付けしました。
果たしてどれが一番よい浄水ポットだったのでしょうか?
早速発表していきます!
「トレビーノ」は水道水が30秒でおいしい飲み水に大変身!
東レ
トレビーノ(R)
PT306SV
実勢価格:2029円
▼テスト結果
味 :★★★★☆
使いやすさ:★★★★☆
スピード :★★★★★
ろ過時間:28秒
総合評価: A
今回ベストとなったのは東レの「トレビーノ(R) PT306SV」でした。おいしい水が一番手軽に飲めます! スリムなボディで、しまいやすく注ぎやすいのがメリット。ろ過した水は、カルキ臭さもほとんどありませんでした。
角がなだらかで水あかが溜まりにくそうなところなど、衛生面も高評価! 冷蔵庫のポケットにもスッポリ入ります。
ポイント①
10日単位の目盛りが振られたダイヤルをまわし、期日が来たら一目でわかるようになっています。
ポイント②
ドアポケットにも収納しやすい角形で、持ち手が大きず丁度よいです。デッドスペースも小さいスペースがなくても収納できるのがうれしい!
持ち手のないシンプルデザイン「無印良品」
無印良品
アクリル浄水ポット
実勢価格:2990円
▼テスト結果
味 :★★★★☆
使いやすさ:★★★★☆
スピード :★★★☆☆
ろ過時間:1分50秒
総合評価: B
続いては無印良品の「アクリル浄水ポット」です。取っ手がなく、冷蔵庫でムダな場所を取りません。指をかけるくぼみがあって、注ぎやすさは◎。冷蔵庫のデッドスペースが気になる人は無印がよいでしょう!