野菜から先に食べるのは本当に良いのか?
近年、「ベジファースト」など野菜から先に食べてダイエットする方法が流行しています。本当に野菜から食べると健康に良いのでしょうか?
さまざまな研究がおこなわれていますが、野菜から先に食べることが体重の増減に影響を与えるかどうかの結論は不明なことが多いようです。
というのも、体重の増減は
・摂取するエネルギー量
・消費するエネルギー量
の2つの出納で決まります。
野菜から先に食べていたとしても、摂取するエネルギー量>消費するエネルギー量であれば体重は増加する、ということですね。
血糖値が気になる人は良いかも?
野菜から先に食べると、食後の血糖値が上がるのを抑えてくれます。したがって、血糖値のコントロールが目的であれば、ベジファーストは効果があるかもしれません。
何から食べ始めるかは、何を目的に食事をするのかによって決めると良いでしょう。
では、目的別に何から食べ始めると良いのか、みていきましょう。
目的別に○○ファーストを意識してみよう
脂肪燃焼効果に「肉ファースト」
肉はたんぱく質が豊富で、たんぱく質には食欲を抑えるはたらきがあります。最初にたんぱく質を摂取すると、自然と主食の量も減り、ダイエットには良いとのこと。また、L-カルニチンが豊富に含まれているため体脂肪をもやす効果も。
肉だけでなく、プロテインが豊富な食品を摂取する「プロテインファースト」という呼び方もあるようです。
肉は消化吸収に時間がかかる?
肉はヒレ肉や赤身肉がおすすめですが、脂質が含まれていますよね。その分、消化・吸収に時間がかかるため、よく噛むことが大切です。
よく噛むだけでも、消費エネルギーが30%上がるという報告もあるため、一石二鳥と考えると良いですね。