「気が利く人が好き」そんな風に気になる男性に言われたら……。「気が利く」とはどういう意味なのか。気が利く人、気が利く女性の特徴とは? マジシャン兼催眠心理療法士の浅田悠介さんに教えてもらいました。
「気が利く子が好きなんだよ」
──っていう男子、けっこう多いですよね。
でも気が利くってどういう意味なんでしょう。どう行動すれば、気が利くことになるんでしょう。あらためて考えてみると謎は深まります。
今回のテーマは「気が利く人」です。
ちょっと学んで、ここいらで「例えば、私みたいな子ってこと?」とドヤ顔できる女性になってやりましょう。
「気が利く人」とは
よく考えると、どういう意味なのか──そもそもの定義を探ってみましょう。ここから気が利く人の秘密に迫るわけです。
「気が利く」の意味
簡単に言ってしまえば「細部に気がつく」という意味です。
類語としては「心配りができる」「心にくい」「配慮ができる」という形になります。いわんとすることは同じですよね。
とくに「細かい部分に」という点がポイントかと思います。その繊細さがまわりの心にじんと響くのですね。
気が利く人の特徴
「気が利く」の意味だけでは、気が利く人とはどんな人かはまだおぼろげです。
噛み砕いていきましょう。
(1)いつも場を見渡している
全体を眺められる人です。
学校や職場でも、全員が、どんな気持ちでいるか観察しています。だからこそ変化に気づいて、すぐに対応できるのです。
ほぼ無意識のレベルでそれができる人という感じでしょう。そもそも視点が、ちょっと高い位置にある──監視カメラみたいに──というイメージです。
場を客観視できるかどうかですね。
(2)感受性・想像力がある
まわりの気持ちを察するには、感受性や想像力が必要です。
なぜなら、私たちは、相手の心を本当に覗くことはできないから。あくまで感受性や想像力をめぐらせて「こう感じているんだろうな……。だったらこうしよう」と行動するわけです。ある種の推測ですよね。
見えないものを探ろうとする能力とも言い換えられるでしょう。
(3)頭の回転がはやい
対応スピードのはやさも「気が利く」うちに入ります。
職場の上司や、彼氏が、ノートを前にきょろきょろしていると、さっとペンを取りだしてみせる──という具合です。
相手の求めているものを感じる速度や、どう行動すればいいか計算するスピード。これらも重要な要素です。相手よりはやく動かないといけないわけですからね。