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「バラペンフリー」に惑わされない。ベビーソープ〝ホント”の選び方

子育て

赤ちゃん用のベビーソープは数多くありますが、どれを選んだらいいかわからない…という新米ママも多いのでは? そこで今回は、ピジョンや西松屋などベビー用品ブランドからジョンソンや丹平製薬など製薬会社系までベビーソープ20製品を集めて専門家と一緒にテストを行いました。また、「洗い方は?」「いつまで使う?」など基本メソッドも紹介。毎日気持ち良く使える理想の1本探しにぜひお役立てください。

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※情報は『ベビー用品完全ガイド』(2020年1月発行)掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。

デリケートな赤ちゃんの肌に合ったやさしいベビーソープが知りたい!

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赤ちゃんの肌はとてもデリケート。とくに新生児は肌トラブルが多いため、体を洗うときに使うベビーソープには人一倍気を使います。赤ちゃん専用の製品も多々出回っていますが、たくさんある中からいったいどれを使ったらいいか、迷ってしまう新米ママも多いはず……。

そこで今回は、デリケートな赤ちゃんの肌にぴったりのベビーソープを探すべく、ベビー用品ブランドから製薬会社系まで20製品を徹底比較してみることに。ベビーソープに求める4項目に注目して、プロと一緒にしっかりテストしました。

4つのポイントに注目して優秀なベビーソープを選びましょう

ベビーソープを選ぶ際、裏の成分表記を見ればなんとなくどんな成分で作られているかはわかりますが、やはり実際に使ってみないことには実力はわかりません。そこで、選ぶときには次の4つのポイントに注目してみましょう。

選び方1:ベビー専用の成分かチェック大人用とは洗浄成分の種類も量も違います

大人に比べて皮脂の分泌が少なく、皮膚も薄い赤ちゃんの肌。当然、ボディソープも大人用よりもマイルドな界面活性剤を使用していたり、配合量を抑えていたりします。また、余計な刺激になり得る香料は無配合なものが大半です。

実際に大人用とベビー用の成分を比べてみましょう。

大人用

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大人用は、「ラウレス硫酸Na」など、洗浄力が高い界面活性剤を使用している場合があります。「エタノール」や「香料」が入っている製品も多いです。

ベビー用

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ベビー用は「ココイルグリシンNa」など、アミノ酸系の穏やかな洗浄成分が使用されています。両性活性剤も使用している製品が多いですが、こちらも低刺激で肌にやさしいです。

デリケートな赤ちゃんの肌に負担とならないよう、成分はきちんとチェックするようにしましょう。

選び方2:洗浄力高すぎても低すぎてもダメなんです

ベビーソープに求めることの1つに挙げられるのが「洗浄力」。やさしく洗うのは大前提ですが、実際にはどれくらい洗浄力が必要なのでしょうか?

専門家によると「洗浄力は高すぎても低すぎてもダメ」とのこと。皮脂の分泌が少ない赤ちゃんには、高すぎる洗浄力は肌の負担になり、カサカサしてしまうことも。しかし、新陳代謝も活発なので、きちんと古い角質を落とせる洗浄力も必要です。

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よって、汚れはきちんと落としつつも、肌もしっかり守れるほどほどの洗浄力が最適といえます。

選び方3:肌へのやさしさ刺激が炎症の原因になることも

「ベビーソープに求めることは?」というアンケートを先輩ママに実施したところ、ご覧のような結果に。

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※街頭調査・編集部調べ

赤ちゃんの肌はデリケートで、ちょっとした刺激が炎症の原因になったりすることも。「ボディソープは肌へのやさしさを一番に選びたい」というのが先輩ママの声でした。「肌へのやさしさ」はやっぱり気になることから、譲れないポイントの1つです。

選び方4:使いやすさポンプの操作性や泡の質も大事です

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一人座りができるまでの赤ちゃんはママやパパが片手抱っこで洗います。「ポンプは安定しているものがいい」や、「泡で出るタイプ一択」といった声が先輩ママから聞こえてきました。使いやすさや泡立ちも大切ですが、洗いやすさも注目すべきポイントです。

以上、4つの選び方のポイントがわかったところで、早速本題のテストに入りたいと思います。

ベビーソープ20製品の成分など4項目をプロと一緒に徹底テスト!

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赤ちゃん用のボディソープに多くのママが求めることは、「低刺激でやさしく洗えること」でした。そこで今回は、専門家と先輩ママのみなさまにご協力のいただき、ベビー用品ブランドから製薬会社系まで20製品を集めて徹底検証を実施しました。

テストしたのは、下記の20製品です。

・西松屋 あわぴよ 全身泡シャンプー
・アカチャンホンポ 赤ちゃん しっとり薬用全身泡ソープ
・アカチャンホンポ はじめてのパパもOK! 無添加全身泡ソープ
・ピジョン 全身泡ソープ
・ピジョン 薬用全身泡ソープ(ももの葉)
・花王 メリーズ ベビー 全身泡ウォッシュ
・ロート製薬 ケアセラ ベビー
・ジョンソン 全身シャンプー 泡タイプ
・ミヨシ石鹸 無添加 泡で出てくる ベビーせっけん
・牛乳石鹸 キューピー 全身ベビーソープ(泡タイプ)
・ピジョン filbaby ベビー全身 泡ソープ
・サラヤ アラウ. ベビー 泡全身ソープ しっとり
・第一三共ヘルスケア ミノン ベビー 全身シャンプー 泡タイプ
・和光堂 ミルふわ 全身ベビーソープ 泡タイプ
・雪印ビーンスターク ビーンスターク 薬用 ボディソープ
・シャボン玉石けん ベビーソープ 泡タイプ
・丹平製薬 アトピタ 保湿全身 泡ソープ
・ナチュラルサイエンス ママ&キッズ ベビー 全身シャンプー フレイチェ
・熊野油脂 無添加 ベビー全身 泡ソープ
・日本免疫粧研 まも肌 ベビー泡ソープ

使用されている「成分」の分析はもちろん、成分表からは読み取れない「洗浄力」と「肌へのやさしさ」、使い勝手にもつながる「洗いやすさ」の4項目を専門家の協力のもとテストして、じっくり各製品を比較しました。

テスト1:成分

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専門家が製品の全成分をチェック。界面活性剤の種類や配合数はもちろん、赤ちゃんには不必要な成分が入ってないかも見ました。難しい成分も、これを見れば読み解けます。

洗浄成分はマイルドなアミノ酸系か、石けん系かの2つに大きく分けられます。石けんは安全性は高いですが刺激もあるので、乾燥しやすい赤ちゃんにはアミノ酸系がベターです。

▼主要な界面活性剤の種類
刺激性の有無を◎、○、△で評価しました。

陰イオン系(洗浄剤)
◎アミノ酸系・・・ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNaなど
◎スルホコハク酸系・・・スルホコハク酸ラウレス2Naなど
◎タウリン系・・・ココイルメチルタウリンNaなど

両性活性剤(洗浄剤)
◎ベタイン系・・・ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ココアンホ酢酸TEAなど

陽イオン系(コンディショニング成分)
△塩化ラウリルトリメチルアンモニウム など

非イオン系(洗浄助剤、乳化剤)
◎ラウリン酸PEG-80ソルビタン など

セッケン(洗浄剤)
○カリ石ケン素地、石ケン素地

▼抗炎症成分や刺激のある成分
肌荒れを防ぐ抗炎症成分は加点、刺激性のある成分は減点しました。

◎抗炎症成分・・・グリチルリチン酸ジカリウム
△刺激成分・・・PG、エタノール、変性アルコール、香料、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル など

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