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玉ねぎダイエットのやり方を管理栄養士が解説!一日に食べる適量は?

玉ねぎといえば、一年中手に入りやすく家にある野菜の定番。そんな玉ねぎでダイエットできたら嬉しいですよね。この記事では玉ねぎダイエットのやり方や注意点、ダイエット中におすすめのレシピを管理栄養士がたっぷりご紹介します。

この記事を執筆したひと

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管理栄養士 / i_ma

大学卒業後、保育園にて勤務し離乳食と幼児食の献立作成や調理を経験。現在は2歳差の男兄弟を大騒ぎで子育て中です。

玉ねぎダイエットは効果があるの?

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玉ねぎには、健康に役立つ栄養が含まれています。安価で日常的にも手軽に取り入れられるので人気のダイエット方法ですが、玉ねぎだけを食べていればやせるというものではありません。

ダイエット中は主食・主菜・副菜をそろえたバランスのよい食事を意識し、その中に玉ねぎを取りいれましょう。玉ねぎだけを食べ続けるような偏ったダイエットにならないよう要注意です。

玉ねぎダイエットの効果

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血流を促進するはたらき

玉ねぎのにおいの成分である「硫化アリル」には、血流を促すはたらきがあります。血液が手や足の先にも行き渡るようになることで、冷え性の改善が期待されていますよ。

また、ポリフェノールの一種である「ケルセチン」にも、血流改善作用があります。活性酸素によるダメージを防いでくれるので、血管を柔軟に保つことができ、血液が流れやすくなるといわれています。(※1,2)

腸内環境を整える

玉ねぎには、腸内でビフィズス菌のえさとなる「フラクトオリゴ糖」が豊富です。

ビフィズス菌は善玉菌と呼ばれ、腸の免疫力を活性化させるはたらきがあります。ビフィズス菌がフラクトオリゴ糖をえさとし、増えることで腸内環境の改善に役立ちますよ。(※3)

肝機能を強化する

アルコールやアンモニアなどの血液中の有害物質は、肝臓で毒性の低い物質へ変換され体外へ排出されています。玉ねぎに含まれる「グルタチオン」は、この肝臓の解毒作用を助け、肝機能を強化するはたらきがありますよ。(※4,5)

内臓脂肪の燃焼

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「ケルセチン」には、脂肪の分解をサポートするはたらきがあるといわれています。ケルセチンは脂肪を分解する酵素「リパーゼ」を活性化させる作用があり、脂肪の燃焼促進が期待されています。(※6)

血糖値を下げる

玉ねぎの辛みのもととされる硫化アリルの一種、「硫化プロピル」や「アリシン」には、血糖値を下げる作用があるといわれています。

「硫化プロピル」は生で食べることでその作用が期待できます。「アリシン」は切ったり刻んだり細胞を破壊することで発生する成分で、ビタミンB1と協力してインスリンの分泌を促すといわれていますよ。(※7,8)

むくみを解消する

玉ねぎには、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出を促すミネラルの「カリウム」も豊富に含まれています。

塩分の摂りすぎによるむくみが気になるときは、カリウムを多く含む食品を取り入れるとよいでしょう。カリウムは玉ねぎのほか、ほうれん草やアボカド、納豆などに多く含まれていますよ。(※9)

代謝をよくする

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硫化アリルのひとつである「アリシン」は、ビタミンB1と結びつくと吸収や利用効率が上がり、糖質代謝や疲労物質である乳酸の代謝が促進されますよ。

また、体温が1度上がると、代謝量は13%上昇するといわれています。硫化アリルには交感神経を刺激して体温を上げる作用もあるので、効率のよい代謝アップが期待できます。(※10,11,12)

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