コレステロール値を下げる
玉ねぎに含まれる「ケルセチン」には、血中の総コレステロールおよびLDLコレステロール値を下げる作用が期待されています。
日本人女性を対象とした研究によると、ケルセチン摂取量が多くなると、コレステロール値が下がったという報告もありますよ。(※2)
玉ねぎダイエットの方法
一般的なやり方
玉ねぎダイエットの方法はとてもシンプルで、「毎日玉ねぎを食べる」というものです。
玉ねぎは一年中流通していて手に入りやすいのも手軽におこなえるポイント。玉ねぎだけを食べ続けたり、置き換えたりする必要がなく、毎日の食事に玉ねぎを取り入れていけばよいので、続けやすいダイエット方法といえます。
おすすめの食べ方
基本的に普段の食事に取り入れていけばよい玉ねぎダイエットですが、栄養を逃さないためのおすすめの方法は水にさらしすぎないこと。
水にさらすと辛みを和らげることができますが、硫化アリルは水溶性で、長時間さらすと水に溶け出し、成分が薄れるので気をつけましょう。(※13)
一日の摂取量
玉ねぎダイエットでの摂取量の目安は、一日に50gほど、中くらいの玉ねぎ1/4個程度が目安です。
玉ねぎには食欲を増進させる作用があるため、摂りすぎると過食を招くおそれもあります。少しずつ毎日続けることがポイントですよ。(※13,14)
玉ねぎダイエットの注意点
食べすぎに注意
さまざまな料理に使えて飽きのこない玉ねぎですが、食べすぎは口臭や体臭の原因になることがあります。
また、硫化アリルの胃や腸への刺激が強くなり、腹痛や下痢をおこす原因になることも。一日の摂取量を意識し、食べすぎには注意しましょう。
バランスよく食事をする
ダイエットや健康によい成分を含んだ玉ねぎですが、毎日適量を食べたとしても、それ以外の食事が偏っていれば体調を崩してしまうことになりかねません。
日々のバランスのよい食事が基礎となり、玉ねぎの栄養成分をプラスして摂ることで健康的なダイエットにつなげていきましょう。
無理せず食べよう!玉ねぎダイエットにおすすめレシピ10選
1. 温まって代謝アップ。豚こまと玉ねぎのブイヨンスープ
ビタミンB1が豊富な豚肉と玉ねぎの組み合わせは、代謝アップや冷え性改善が期待できますよ。硫化アリルのひとつであるアリシンはビタミンB1と結びつき、糖質代謝を活性化させる作用があります。アリシンは水に溶ける性質があるため、スープも残さずいただきましょう。(※1,10,13)
2. やさしい甘みにほっこり。さつまいもと玉ねぎの豆乳味噌汁
玉ねぎは毎日取り入れやすい味噌汁の具にもぴったりですよ。
便秘が気になる方は、食物繊維が豊富なさつまいもと合わせるのがおすすめ。玉ねぎとさつまいもの素材の甘みが感じられるひと品です。温かい汁ものを献立に加えることで体温も上がります。