今週のかに座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
共にいられる居場所の感覚
今週のかに座は、「いのちに向かっていきいきと相対していくような星回り」。
自分が世話をするようで逆に世話をされたり、逆に助けられているようで助けていたりといった逆説が働きやすくなるはず。できるだけ肩肘張らずに、関わりを楽しんでいきたいところです。
あなたにとって、いのちの根底で安らげるような「家」はどこか。誰と共に、どんな風にいられる場所なのか。
今週はそんなことを、そっとまなざしていけるタイミングがやって来ますように。
今週のしし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
戦いの火蓋を切る
今週のしし座は、「現実逃避の手段としてではなく、戦いの場としてみずからの仕事に臨んでいくような星回り」。
背筋をしゃんと伸ばして、既に自分の一部であるところの誰かや、何かのために戦っていくことがテーマとなっていくでしょう。
不幸に甘んじているより、その手で幸せを勝ちとりにいくことは怖いです。けれど感じたことをきちんと表現し、行動に移し、一歩踏み出していくことでしか得られない宝物の魅力に、あなたはとっくに気づいているはず。
誰かと共有し合える、そんな旅の道行きこそが財産なんだと、今週は改めて実感していけるかもしれません。
今週のおとめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
花と乙女、そして泥
今週のおとめ座は、「溢れ出てくる生命力にしみじみ感じ入っていくような星回り」。
世間や周囲の押し付ける常識やバイアスを打ち破るがごとく、自身のエネルギーを解放させていくことがテーマとなっていくでしょう。
仏教において“涅槃の境地”を象徴する神聖な花とされる蓮華は、汚泥の中から伸びて美しい花を咲かせることでも知られています。「汚泥」とは、日常生活で生じる煩悩であり、人間関係において必ず生じてくる葛藤のこと。
今週は自分の中の「汚泥」を見つめ、そこからどんな花を咲かせていくのかということを実感を持って予感していくことになるかもしれません。
今週のてんびん座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
見えない心に目を凝らす
今週のてんびん座は、「自分をつかみとっていくための苦闘に、価値を与えていこうとするような星回り」。
占星術においては、「汝自身を知れ」は「内なる星を知れ」と同じ意味とされていました。
暗闇のなかで光る点と点を結んだ星座は、決して気まぐれや偶然によって結ばれた訳ではなく、その一つひとつがおそらく何度も何度も人々の想像力が上書きされていく中でやっと繋がれていった希望であり、生きる原動力そのものであったはずです。
今週はそうして想像力の痕跡を自分なりになぞっていくことで、他ならぬ自分自身の原動力を少しでもかたどり、明確にしていきたいところです。