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[おいしいレシピ]酪農家さんの食卓を、我が家でも。パンと食べたい「秘密のチーズ」

グルメ

北海道の小さな工房から届いた「秘密のチーズ」を旬のそら豆とお気に入りのパンにあわせていただきます。酪農家さんだけが知るおいしさを、おすそ分けしてもらった気分です。

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レシピ提供・文・撮影 Rieさん

フードスタイリスト。和歌山のパン屋さんで働いていたとき、山の上から見渡せる景色に魅了されて以来、自然の中での暮らしのとりこに。休日の過ごし方はもっぱら料理。好きな野菜はオクラと白ネギとれんこん。

たどり着いたのは「酪農家の母の味」でした

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わたしの日常は、「パン」が大きく頭の中を占めています。
パンとあうものをいつも探していて、今回見つけたのがASUKAチーズ工房さんの「秘密のチーズ」。かわいいネーミングにも惹かれました。

酪農家さんの間では、濃すぎて牛乳としては出荷できない、子牛を生んで間もない母牛の初乳をチーズにして「牛乳豆腐」として食べるのが定番なのだそう。家庭で母から子へと受け継がれてきた、いわゆる「酪農家の母の味」です。

その牛乳豆腐を、通常の生乳を使って現代風にアレンジしたのがこの「秘密のチーズ」。北海道むかわ町の小さな牧場で育った牛のミルクが使用されており、まさに豆腐のように、ほろほろしていて、味付けもされているのでなんとも便利な食材なのです。

「秘密のチーズ」はこちら

そら豆と和えて、パンにぴったりのディップに

「秘密のチーズ」はこのままでも充分おいしく食べられますが、今回は、今が旬のお野菜、そら豆とあわせて食べることにしました。

<材料>(2人分)

・そら豆 10本ほど
・秘密のチーズ 半分
・オリーブオイル 大さじ1
・塩 適量
・お好みのパン 2枚

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そら豆はさやから取り出し、鍋に塩を少し入れて2〜3分茹でます。

茹で上がったら粗熱を取り薄皮をむきます。
フォークかフードプロセッサーで潰しますが、ほんのすこし潰さない分を残しておくと、食感がたのしめますよ。

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「秘密のチーズ」と潰したそら豆をからめたら、お好みで塩をふり、味付けをします。

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お好みのパンの上に乗せます。
わたしは大好きなライ麦のパンの上に乗せて、ドイツの白ワインとともにゆっくりと味わうことに。

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「秘密のチーズ」にはワインビネガーの酸味と香りがあり、華やかな味わいをもたらしてくれました。白ワインとの相性も抜群。食感がとてもよいので、そのまま食べることもできますし、他の食材ともあわせやすいので、サラダに混ぜるのもおすすめです。

残りのチーズでケークサレ(塩味のきいた甘くないケーキ)をつくり、気がつくとまたワインを空けているのでした。

食材の裏側に想いを馳せて

今日の食卓は、北海道のチーズ、千葉県のそら豆、ドイツのワイン、京都のパンでした。

食べものがどこで生産されているのかについて、ほんのすこし意識を向けると、いつもとは違うたのしみが増えますね。

「秘密のチーズ」がつくられた、むかわ町のちいさな牧場は、どんなところなのでしょう?
一度だけ訪れたことがある北海道。あのときの大自然のやわらかな風を、また感じたいなあと想いを馳せるのでした。

ASUKAのチーズ工房について

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今回ご紹介した「秘密のチーズ」をつくられているASUKAのチーズ工房さんは、北海道むかわ町にてチーズの生産・販売を行っています。
チーズづくりに使うのは、代表・北川飛鳥さんのお父さんが経営する毛利牧場の牛乳。小さい牧場ながら、牛たち一頭一頭の顔を覚え、手間と愛情をたっぷりと注いで育てています。

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ミネラル豊富な牧草を食べ、きめ細やかな体調管理が行われた牛から搾る牛乳はとっても濃厚。飛鳥さんは、そんな生乳のおいしさを活かした北海道の恵みと自然を感じられるチーズ目指し、日々チーズづくりに取り組んでいます。

牛乳豆腐は酪農家にとって、特別なチーズです。流行りのラクレットやカチョカバロといった華やかさはありません。しかし日々、命の誕生と向き合う酪農家にとって、一滴たりとも牛乳を無駄にしたくない。その気持ちも一緒に受け継いでいます。わたしたちの「秘密のチーズ」、ぜひさまざまな食べ方でおたのしみください。
mag.minne.com
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