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「家が狭い」「モノが多い」「時間がない」それでも住まいをすっきり保つための“片づけ マインド”とは?

片づけにかけられる「時間」を意識する

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収納用品として人気の高い「無印良品」のファイルボックス

狭くても自分の家が大好きになり、モノの量をバーターでコントロールできるようになったら、あとはモノをいかに収納していくか、というテクニックのハナシになってきます。

多くの雑誌や本、ウェブメディアなどで紹介されている「片づけ」は、この「テクニック」にフォーカスしています。けれども、取り上げられている事例は、あくまでも「その人」にとってのベストだという点に注意しないといけません。

たいていの場合、片づけ収納テクを披露している「その人」は、片づけが得意で、収納が大好きで、苦もなく丁寧な暮らしをしています。ちょっとヒガミっぽく聞こえるのは、わたし自身、丁寧な暮らしに憧れつつ、それを実現する技量がないから、なのですが……。

よく見かける片づけ収納テクは、たとえば

・白いファイルボックスを並べ、日用品のストックを収める
・調味料一式を、揃いのボトルに詰め替える
・取り扱い説明書を一冊ずつ、クリアファイルにはさむ

……など。

収納スペースの中にズラリと揃いのボックスを並べ、シャンプーや歯ブラシなど、生活感をかもし出す日用品を隠しておければ、見た目はすっきりします。

けれども、どこになにが入っているかわからない状態では、ストックが切れるたびに家族から「あれどこ〜?」と尋ねられること必至。家族に中身を理解してもらうため、ラベルを貼るひと手間が求められるし、中身が変わった時にはラベルを更新する手間もかかります。

一方で、見た目は多少ごちゃついても、半透明のボックスや中身の見えるカゴを選べば、どこに何が入っているかは一目瞭然。ラベリングに時間をかける必要はなくなるかもしれません。

片づけはモノを収めた瞬間に終わるのではなく、暮らしが続くかぎり、それを維持するための時間がかかります。日々の片づけ以外にも、やりたいことがたくさんあるなら、自分がそこに費やせる時間を意識して、モノや収納と向き合うことが大切だと思います。

まとめ

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テレビを持たず、モバイルプロジェクターでスペースを節約

理想の住まいを、一日や二日で手に入れることはできません。でも、日頃から“片づけマインド”を意識して暮らしていれば、狭い家でも必ず、少しずつ、理想に近づくことはできます。

この連載では、そのTIPSを共有していく予定です。よろしければ、次回もチェックしてみてくださいね。

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