(2)仕事内容が合わない場合
キャリア相談で、「仕事内容が合わない」という理由でキャリアチェンジ転職の相談をされる方には、具体的に現在の仕事内容をお聞きします。
すると、「今やっている仕事の全てが合わないわけではない」というケースが多いのです。
「このプロセスは得意で好きだけれど、苦手な作業がある」などです。
その場合、仕事ではなく、作業で分析してみることをおすすめしています。「好き×嫌い」と「得意×苦手」の組み合わせで棚卸しをするのです。
例えば、「Aの仕事は好きで得意。でもBの仕事は嫌いだけど得意」というように。
そして、1日のタイムスケジュールを自分のやりやすいように組み立てるのです。
好き×得意なAの仕事は午前中に片付けてしまい、ランチの後は、嫌い×得意なBの仕事を黙々とやる、といった組み立て方をするのです。
(3)成果が出ない場合
いくら頑張っても成果が出なくてモチベーションが下がっている場合、その仕事を諦める前に、以下の2点を確認してみましょう。
やり方は自分に合っているか
山の登り方は人それぞれ違います。
教えてもらった通りにやってもなかなか成果が出せない場合は、自分に合うやり方を模索しましょう。
ただし、一人で模索するのではなく、先輩や上司など、やり方の異なる人にどうやっているのか、を聞いてみましょう。
仕事のやり方(プロセス)が合っているかどうかも、案外モチベーションに影響するものです。
全体像が分かっているか
うまく成果を出せない人の理由として、実は全体像が分かっていない、というケースが多いようです。
仕事のつながりが分からないと、次から次にやっていても、パズルがはまっていく実感が持てず、気持ち悪いものです。
そこで、全体像の理解が誤っていないか、理解できているかを確認してみましょう。
できるようになると、急にモチベーションって上がってくるものです。