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仕事で「受動的」が悪いとされる本当の理由

ライフスタイル

上司や同僚に「受動的」な姿勢を指摘されたことはありませんか? 求められたことを100%で返せば良くない? そんなふうにも思いますよね。そこで今回は、コラムニストのヨダエリさんに、受動的が悪いとされる理由や、能動的になる方法を教えてもらいます。

なぜ叱られるのか

でも私、そこまでやるべき? と、まだ腑に落ちない人もいるかもしれません。

確かに、職種などによっては、そこまで求められるのはおかしいと言いたくなるケースもあるでしょう。例えば、営業職ではなくデザイナーなのに「契約を取ってこい」と言われたら、それは自分の仕事じゃない、と納得がいかない人もいると思います。

もちろん、中にはデザイナーが新規契約を取るところまで担う会社もあるので、そこはケースバイケースです。が、明らかに入社時や契約時には聞いていなかった作業まで求められ、話が違う! そこまでやるのは無理! と感じるのであれば。上司と一度、話をしてみてもいいと思います。もしかしたら上司の方が多くを求めすぎている可能性もあるので。

いや、そこまで嫌なわけではないけど……とか、想定外の作業をしろと言われているわけではないけど……という場合は、「もっと良い仕事ができるはず」と上司から期待されているんだ、と前向きに捉えましょう!

指示されたことだけやるのは初心者の段階。そこは既にクリアしているんだから、さらに良い仕事をするために指示されたこと以外もしてくれというわけですね。能動的に動いてくれ。そして、ビジネスパーソンとして一段階上に進んでくれ、と。

上司がそこまで考えてくれているかはともかくとして……(笑)。求められているのはそういうことだと思います。

必要なのは「想像力」

でも、実際、何をどうすれば? と分からない人もいますよね。

能動的に仕事をするために必要なのは、想像力を働かせること。私はそう考えています。

例えば、あなたはあるWEBサイトの企画制作に携わっているとしましょう。そのWEBサイトで、新進気鋭の小説家Aさんのサイン本プレゼントをすることになりました。ところが、プレゼントの告知がサイトの目立たない場所にあり、募集期間も短かったせいか、応募者数がプレゼント数を下回る結果に。

あなたはAさんとやり取りをする担当者。当選者の名前をサインに書き添えてもらうべく、募集期間が終わったらAさんに連絡をすることになっています。

……さて、あなたはAさんに、この状況をメールで何と伝えますか?

ここで、事実のまま「応募者がプレゼントの数を下回りました。つきましては、その応募者の数だけ名前入りでサインをいただけると幸いです」とAさんにメールを送ったら。

そのメールを見た制作チームのリーダーやディレクターは、「ちょ、待てよ!」と、キムタクばりにツッコミを入れると思います。いえ、入れるべきです。

こんなふうに言われたらAさんはどう思うか考えないのか、と。告知が目立たなかったことや期間が短かったことが原因かもしれないんだから、もっと目立つ形での再告知を検討したりすればいいだろう、と周りは考えるはずです。

受動的に仕事をしていると、このように関わる人たちに悪い意味での引っかかりを感じさせる確率が高くなります。

Aさんの気持ちに配慮せず事実だけ伝えたことも、何が問題だったかを考えなかったことも、もっと目立つ形での再募集を検討しなかったことも、全て想像力を働かせることをサボっている表れ。

逆にいうと、その仕事に関わる人(職場のチームや取引先など)、仕事を目にする人(ユーザーなど)の視点に立って想像力を働かせるようにすれば、自然と能動的に動けるようになり、引っかかりを感じさせるリスクを減らせます。

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