ライトアップされた茶室×紅葉が風流/東京都庭園美術館
国の重要文化財に指定されている旧朝香宮邸を活用した「東京都庭園美術館」。旧朝香宮邸のアール・デコ様式の室内装飾と、その空間を生かした展覧会がみどころで、建築美と美術品の素晴らしさを同時に感じることができる格式高いミュージアムです。
メインの紅葉スポットは日本庭園で、その園内にある茶室「光華」は、旧朝香宮邸と同じく重要文化財に指定されている貴重な建造物。園内には紅葉が多く、ライトアップされた茶室と紅葉の景観は、まさに日本ならではの風流な佇まいです。
同館ではライトアップに伴い、開館時間を延長する秋の夜間開館を開催。開催日は、11月20日(金)・21日(土)・27日(金)・28日(土)・12月4日(金)・5日(土)の計6日で、日暮れ時から閉館時間まで庭園内のライトが点灯します。開館時間は通常は10時~18時のところ、夜間開館日は20時まで(最終入館は閉館時間の30分前)。
館内のカフェでは、展覧会に合わせたスイーツが味わえる上に、テラス席も備わっています。甘いもの好きな彼とスイーツを食べながら紅葉を眺めてみては?
所在地:東京都港区白金台5-21-9
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
最寄駅:目黒/白金台
鮮やかな紅に染まった日本庭園がドラマチック!/八芳園
「八芳園」は約10,000坪を誇る日本庭園を持つ結婚式場です。こちらの庭園は江戸時代から続く歴史のある回遊式庭園。樹齢500年以上の盆栽をはじめ昔の面影が残るように移築された茶室などがバランスよく配され、四季折々の美しさを放っています。
また庭園の魅力以外にも、和食の技やおもてなしの心など日本文化の素晴らしさを感じられる場所として、国内外から人気の高いスポットなんです。
八芳園では今秋「HAPPO-EN GARDEN LIGHT UP」と題し11月1日(日)~12月15日(火)の期間中、池の周り、水亭や東屋の周り、滝前の広場、盆栽をライトアップ。
「レッドガーデン」がテーマというだけあって、鮮やかに色づいた115本もの紅葉が、見事なほどに紅く日本庭園を染め上げます。ライトアップされた紅葉が湖面に映る様子も幻想的で、ドラマチックな空間が作り上げられています。
デートで行くなら園内レストランでディナーをいただきながら紅葉を愛でるのもステキ♡「Thrush café(スラッシュカフェ)」では、キャンドルが灯るテラス席から美しい庭園を眺めつつ、野菜を中心とした美味しいコース料理が味わえますよ。
所在地:東京都港区白金台1-1-1
電話番号:03-3443-3111(代表)
最寄駅:白金台
イチョウ並木とその先に広がる紅葉にうっとり/大田黒公園
音楽評論家であった大田黒元雄氏の屋敷跡地に作られた「大田黒公園」は、杉並区初の回遊式日本庭園です。
正門から園内に足を踏み入れると、すぐ目に飛び込むのは大イチョウの並木道。その長さは70mにも及び、27本の大イチョウは樹齢100年以上だとか。まるで一幅の絵のような景観で、色づくイチョウの葉が足元からライトアップされる様子も幻想的です。
イチョウ並木の先に広がるのは回遊式庭園。水の流れは中庭の井筒から始まり、だんだんと太くなりながら木立の中を流れ、筑波石と植え込みで飾られた池へと注ぎこみます。その地形を生かした園路や広々とした芝生など、趣深いポイントが随所に見られます。
2020年の紅葉ライトアップは11月27日(金)~12月6日(月)の17時~21時(最終入園20時半)。公園全体がライトアップされ、黄色に輝くイチョウ並木、鮮やかな紅葉と池と東屋の風景など、ムードのある景観が楽しめます。
イベント実施時間の入園は有料なのでホームページをチェックして。荻窪駅から徒歩10分、帰り道はゆっくりと紅葉の余韻に浸ってみては?