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医師が回答!「ピル」はやっぱり怖い薬? 避妊以外の効果も?ピルにまつわるウソ・ホント

美容

正しく使えば女性特有の悩みを解決する助けとなるのが低用量ピル。日本ではあまり浸透していない低用量ピルの効果や副作用、正しい飲み方などをアヴェニューウィメンズクリニックで院長を務める福山千代子先生にレクチャーしていただきました。

A.毎日決まった時間に服用することが避妊効果を高めるポイント

「低用量ピルを初めて服用する場合は、通常、生理の初日から飲み始めます。服薬方法は、1シートの錠剤の数が「21錠」タイプと「28錠」タイプのもので異なります。21錠タイプは21日間実薬を飲んで7日間休薬し、最後の錠剤を飲んだ2~4日後に生理のような出血があり、休薬期間が終わったら翌日から新しいシートを飲み始めます。28錠タイプは21日間実薬を、7日間はホルモンが含まれないプラセボ(偽薬)を飲み、その間に生理のような出血があります。28日間飲み終わったら間隔を開けず新しいシートを飲み始めてください。」

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服薬方法は、1シートの錠剤の数が「21錠」タイプと「28錠」タイプのもので異なります/AdobeStock

「毎日ほぼ同じ時間に飲み、飲み忘れが1日であれば気づいたタイミングですぐに服用し、2日以上飲み忘れると避妊効果が下がり不正出血があるので注意を。その場合は医師に報告し対処法を確認しましょう。

低用量ピルを正しく服用すれば望まない妊娠を避けられるだけでなく、生理に伴う不調が軽減されて生活の質が大きく向上すると思います。低用量ピルを生活にうまく取り入れてくださいね。」

教えてくれたのは…福山千代子先生

アヴェニューウィメンズクリニック院長、日本産科婦人科学会専門医。金沢医科大学を卒業し、東京大学医学部附属病院、茨城県立中央病院で研修後、複数の病院で経験を積み2009年11月より現職。クリニックは、医師をはじめすべて女性スタッフで構成されており、更年期障害をはじめ、月経痛や月経前症候群(PMS)などの治療も積極的に行っている。女性ホルモンに影響される様々な不調や悩みを抱える女性の生き生きとした生活を応援している。
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福山千代子先生

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