真っ茶色でも、料理と呼べないものでもいい。見栄え度外視で作る、自分のためだけのひと品。そんな【グロ旨メシ】を毎回ひとりにご紹介いただくのがこの企画です。今回ご登場いただいたのは、人気インスタグラマーであり、macaroniで多くのレシピ記事を執筆しているマカロニメイト・あゆさん!
おいしいものをすぐ食べたい!そんなときこそ【グロ旨メシ】
2020年もそろそろ師走。多くの人にとって一年で一番忙しい時期です。ランチを食べる時間すら惜しい日もあるでしょうが、食事は摂らなきゃいけませんよ。何をするでも体が資本。健康と交換しても良いものなんてそうそうないのですから。
そして、そんなときこそおすすめしたいのが【グロ旨メシ】。自分ひとりのための食事なら、見栄えなんて度外視でいいでしょう?料理といえない手抜きごはんでも、味さえ好みならかまわないんじゃないですか?
というわけで、今回そんな【グロ旨メシ】を紹介してくれたのは、マカロニメイトとして多くのレシピ記事をランキングに送り込んでいる人気執筆者・あゆさん。アイデア料理と時短料理を得意とする彼女が長らくハマっているというグロ旨メシは、いったいどんな食事でしょうか。
今回グロ旨メシを紹介するのは……
あゆさん主婦 / インスタグラマー
長野県在住、田舎暮らしの31歳4児の母。特別なものを使わず身近なものでできるアイデア料理や時短料理、子供の喜ぶ食卓づくりが得意で、Instagramでは趣味のお弁当作りを生かした#おべんとムービーが好評。自身の料理ブログ/子育てブログのほか、各種ウェブメディアでの執筆多数。
ざっくり混ぜていただきます!お手軽「豆腐丼」
ホカホカごはんの上に、ちぎった海苔と、混ぜて崩した豆腐。一見でそれとわかる「豆腐丼」が、あゆさんのグロ旨メシです。
茶色がかったソースは横に置かれたラー油でしょうか。見た目が良いわけではありませんが、食欲をそそるビジュアルではあります。
――この「豆腐丼」を食べはじめたきっかけは?
はじめて食べたのは大学生の頃。お豆腐にハマった時期があって、にがり豆腐のおいしさに目覚めました。甘くて、キメが細やかで、マイルドで、なめらかなお豆腐が好みです。
学生のときはひとり暮らしでほとんど料理もしませんでしたから、おかずを用意するのもめんどくさいし、ごはんにお豆腐かけちゃえー!がきっかけです。
――どんなときに食べている?
「このお豆腐、ごはんにかけたらめっちゃおいしいやつだぁ!」っていう自分好みの豆腐があって。そういうお豆腐が家にあるとき、家でのひとりランチ時に密かな楽しみのように食べてます。家族に出すと、見た目も見た目ですし、「え。」ってなるんで(笑)。
――どんなところが気に入っている?
熱いごはんに冷たいお豆腐がめちゃくちゃ合うんです!
ポイントはあまり混ぜずに食べること。人って“ムラ”においしさを感じるんですよ。お豆腐の濃いところがあったり、ごはんがいっぱいのところがあったり、しょうゆとラー油が馴染んでいるところがあったり、しょうゆだけのところがあったり、味が濃かったり薄かったり。あえてそういうムラのある状態で食べると、味にメリハリがあって飽きずに食べられます。
――こんな料理を食べている自分をどう思う?
安上がりな良嫁だな〜と思います(笑)。
お豆腐ごはんがおいしい!っていろんな人に話すのですが、みんな「えー!」っていうんですよ、試してもいないのに。「豆腐でメシ食えるって天才だな」ってバカにされますけど、こんなおいしい節約食、ほかにないと思います。
――あゆさんにとって、このグロ旨メシはどんな料理?
学生のときは、それこそ1週間に何度も食べていました。でも、家族をもった今は作る機会が減ってしまった。だからこそ、たまの豆腐丼でとても幸せな気持ちになります。あ〜、これこれって。食べる前からわくわくしちゃう。本当に大好きなんです。
それから、私の豆腐丼には裏メニューがあって。焼肉との相性が最高なんです。しょうゆとラー油はかけず、ごはんに海苔とお豆腐をのせて準備。まずはタレをつけた焼肉をワンバウンドさせてお豆腐ごはんを汚しつつ口に運び、続けてごはんをかき込みます。
なんかすっごい男性的な食事ですが、私は元体育大学生なので(笑)。
「豆腐丼」のレシピ
材料(1人分)
・ごはん……お茶碗1杯
・絹豆腐……90g
・マヨネーズ……大さじ1/2杯
・海苔……適量
・しょうゆ……適量
・ラー油……適量