掃除のプロにキッチン掃除の方法を聞く連載企画・第4弾。今回は、家事代行マッチングサービス・タスカジのミホさんに、シンクまわりの大掃除方法をお聞きします。ヌメリや臭いなど悩みが多い排水口掃除のコツを教えていただきました。どれも手軽にできるので、今日からでもはじめられますよ♪
掃除方法を教えてくれた人
タスカジ ハウスキーパー / ミホ
今回掃除するエリアは「シンク」
シンクには、ヌメリ・カビ・水垢など、あらゆる汚れがこびりつきます。食品を扱う場所なので清潔にしたいと思いつつも、なかなか落ちない汚れに困ってしまっている人が多いのではないのでしょうか。
前回に引き続き、家事代行マッチングサービス・タスカジのミホさんに、シンクまわりの掃除方法をお聞きします。
使用する掃除用品
シンク掃除で使用するアイテムは以下です。
・ラップ
・キッチン用ハイター(泡タイプ)
・クエン酸
・あみたわし
・マイクロファイバーぞうきん
・ゴム手袋
・歯ブラシ
・パイプクリーナー(※記事内では、イージムパイプクリーナーを使用しています)
どれも一般のご家庭にあるような道具なので、余計に買い足す必要がないのはうれしいところ。100円均一ショップで手に入るアイテムが多いので、道具が足りない場合も手軽に買い足しできます。
さっそくミホさんにそれぞれの掃除道具の使い方やポイントを教えていただきました。
※キッチンハイターとパイプクリーナーは、100円均一ショップの商品ではありません。
用途にあわせて洗剤を使い分ける
「シンクまわりは汚れの特性に合わせて、洗剤を使い分ける必要があります。
水垢にはクエン酸、カビには泡タイプのキッチン用ハイター、排水口のヌメリや臭いにはパイプクリーナーなど、洗剤の用途を理解すれば誰でも簡単に汚れを落とせますよ。
ハイターを選ぶときは泡タイプがおすすめ。汚れた部分に泡がとどまってくれるので、液体タイプより効果が実感できるはずです。使用する際は必ずゴム手袋をして、手荒れを防ぎましょう。
汚れを落とすツールも場所によって、ラップとあみたわしを使い分けます。のちほど詳しく紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
仕上げは吸水性の高いマイクロファイバーぞうきんで磨きあげましょう。水滴を簡単に拭き取れるので、水垢が出やすいシンクまわりにはぴったりです」
シンクの掃除方法
シンク掃除の作業手順は以下です。
1. シンク内でキッチンまわりのパーツにハイターをかけ2分置く
2. 排水口の掃除をする
3. あみたわしを使ってシンクを洗い流す
4. 蛇口まわりにクエン酸をかけラップする
5. ラップをたわし代わりにして擦る
6. 洗い流したら乾拭きする
7. 排水口にパイプクリーナーをかける
掃除の手順を追いながら、各所のポイントをミホさんに詳しく説明していただきます。
1. シンク内で各パーツにハイターをかけ2分置く
「まずはシンク内に、キッチンまわりで除菌したいものを並べてキッチン泡ハイターを吹きかけます。ハイターで除菌できるものは、排水口の水切りカゴやプラスチック製のまな板、包丁、食器洗い用のスポンジ、布巾などです。
まな板はプラスチック製のみハイターで除菌できます。変色のおそれがある木製のまな板には使わないでくださいね。木製まな板は熱湯をかけて、天気のいい日に陰干しするとよいですよ。
ハイターを吹きかけるときは、泡がまんべんなく行き渡るようにするのがコツ。濡らしてから吹きかけたり、まな板のうえに布巾をぴったり重ねたりすると、より浸透しやすくなります。
私の場合は、シンクにもハイターを吹きかけて、掃除時間を短縮できるようにしています。この状態で、2分ほど置きましょう」