今回ご紹介するのは、寒い季節に旬を迎えるゆりねを使ったひと品です。さつまいものようなねっとりとした食感に、くせのない上品な甘みがたまりませんよ♪バターで優しい味に仕上げたら、日本酒ともワインとも相性バッチリです。
前田未希
甘〜い『ゆりねのバター焼き』はレンジで時短が大正解♪
Photo by 前田未希
ゆりねというとお正月のおせちに入っているというイメージが強いですが、実はおつまみにもぴったりな食材なんです。下処理は必要なく、電子レンジでチンするだけでクセになる味わいに。お菓子にも使われるだけあって甘さにクセがなく、さつまいもやじゃがいものような滑らかな食感でがたまりません。
今回は、そんなゆりねを電子レンジを使った時短レシピをご紹介。ゆりねをマッシュすることでより口当たりのよい一品にしました。スキレットで作ればそのまま食卓に出せますよ。
『ゆりねのバター焼き』の作り方
▶分量(作りやすい量)
ゆりね 1球
酒 小さじ2
塩 ひとつまみ
胡椒 少々
バター 5g
▶作り方
①ゆりねは根を切り落とし、一枚一枚はがして水洗いする。
Photo by 前田未希
中におがくずが入り込んでいるので、必ず水洗いしましょう。
②酒をまぶしてラップをし、600Wの電子レンジで3分加熱する。
Photo by 前田未希
③ラップの上から、全体に形がなくなるまで押しつぶす。
Photo by 前田未希
ラップをはずしてスプーンやマッシャーで潰してもいいですが、その場合はゆりねが皿からこぼれないように気をつけましょう。
④スキレットにバターを熱し、マッシュしたゆりねを加えて中火で軽く炒める。
Photo by 前田未希
軽く炒めることで、バターの香りが全体につきます。頻繁に混ぜるよりも、香ばしい香りが立つまで放っておいて底をカリッと香ばしくすると、食べ進めていく中で食感の変化をより強く楽しめます。
⑤塩胡椒で味を整える。
Photo by 前田未希
お好みでバターを落として、できあがり!
Photo by 前田未希
最後にバターをひとかけ落とすと、より香り豊かな仕上がりに。ゆりねさえあれば簡単に作れる一品なので、ぜひ試してみてください。
大切なのは、ひとつまみの塩を加えること。それだけでゆりねの甘みがぐっと増します。そのまま食べるとまるでスイーツのようで、ワインや日本酒のおともにぴったり。塩気の効いたベーコンやサーモンと合わせて食べるとビールやウイスキーともよく合いますよ。