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[12/21〜12/27の運勢]12月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

今週のみずがめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

大いなる呼吸に入る

今週のみずがめ座は、これからの社会を動かしていく原理原則の可能性に思いを馳せていくような星回り。

ソクラテス以前の哲学者たちは、この世界を「神」というチート概念なしで統一的・総合的に理解するための出発点を「火」や「水」など日常経験しうるもののうちに見出そうとしましたが、紀元前6世紀に生きたアナクシメネスはそれは「空気」だと考えました。

空気は希薄さと濃密さによって、その在り方が変化するもの。空気は水に対する火のように、特定のはっきりとした対立物を持たない中間的性質を有し、私たちの周囲にあまねく無限に広がっています。

「空気である私たちの魂が、私たちをしっかりと掌握しているのと同じように、気息と空気が宇宙を包み囲んでいる」の中で言う「空気としての魂」とは、おそらく自主的な知的原理としての呼吸やそれに連動する精神活動。彼はその可能性の大きさに気が付いていたのでしょう。今のあなたも習慣的に“空気を読む”ばかりではなくて、時代の空気について考え、積極的に先取りしていきたいところです。

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今週のうお座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

ヴェールを脱いだ現在

今週のうお座は、認めざるを得ない現実を受け入れていくことで、目から鱗が落ちていくような星回り。

中村草田男は毎年亡き友を偲んで句を作っており、「冬空に聖痕もなし惟蒼し」もその一句。聖痕とは十字架のキリストの釘を打たれた手のひらの痕(あと)の聖なるしるしのことで、キリストの死後に弟子となったパウロは「この身にイエスの焼き印を帯びている」と言ったそうですが、作者はそれを自分と亡き友との関係に重ねたのでしょう。

茅舎がかつてよく句に詠んだ青空は、限りなく澄んで地上を去った彼の跡形もありませんが、それは二度と彼のような存在は出てこないであろうことを暗に示しているのかも知れません。

「唯蒼し」という結びには宇宙的な孤独の広がりがあります。あるいは現在の自己が突出して、ふいに過去と未来が永遠の輪として回帰するのを感じたのかも。今のあなたもまた、これまでどこかでヴェールで覆い隠されるようにして見えていなかった自己の在り様をめぐる解像度をどこまであげていけるかどうかが試されていきそうです。

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