和食の定番とも言えるのが、家庭でもおなじみの鶏肉をメインに使った煮物ですね。大根やじゃがいもなどのお野菜と組み合わせて作ることが多いのですが、簡単にできる人気のレシピを食材ごとに分けて、それぞれ詳しくご紹介いたします。
shucyan
鶏肉の旨みを煮物で堪能!
鶏肉はヘルシーで値段もお手頃。唐揚げや炒め物などによく使われますね。
和食のなかでも比較的簡単に調理できるのが「鶏肉の煮物」ですが、気をつけないと鶏肉が硬くなってしまうことがあります。また、お肉の油が煮汁に流れ出てしまってパサパサになってしまう場合も。
そうならないようにするポイントや組み合わせる食材、味付けの方法など、人気のレシピをピックアップして、詳しくご紹介いたします。
鶏肉をやわらかく煮込むには
鶏もも肉を調理するときは、1時間ほど前までに冷蔵庫から出して、室温に戻してください。煮込む前にお肉の表面を焼いてから煮込めば、内部の脂分が流れ出にくくなり、パサつきませんよ。煮込むときはお湯ではなく、水から煮込みます。炒めてから煮込む場合は、だし汁は冷えた状態で使いましょう。
また、鶏むね肉を煮込む際に気をつけたいのが火加減。沸騰したらすぐに火を弱めてください。強火で長時間、煮立たてるとパサパサになってしまいます。お酢や日本酒を加えると、お肉をやわらかくすることができますよ。
外せない!鶏肉×大根の煮物レシピ4選
1. 鶏と大根のシンプル煮物
大根はたっぷりのお湯で下茹でし、鶏もも肉は表面を湯引きしてクサみを取り除きます。味付けをしたら、一旦火を止めて冷ますのがポイントです。味が入ったところで再び強火にかけて、煮汁が少なくなるまで煮込みましょう。
2. 鶏と大根とごぼうの煮物
ストウブを使って、鶏もも肉と根菜をコトコト長時間煮込みます。大根とごぼうを下茹でしてからお湯を代えて、鶏肉・ニンニク・生姜を加え、鶏もも肉と煮合わせます。お酒を多めに使うのが、鶏肉をふんわりとやわらかく煮込むポイントです。
3. 鶏と大根と厚揚げの煮物
鶏もも肉は煮込む前に表面を焼いて、フタをして蒸らします。これでうま味が逃げずに、しかもやわらかく煮ることができます。大根は下茹でする代わりに、電子レンジで加熱してから煮込みましょう。煮汁はあごだし(トビウオ)とカツオだしの両方を使用。味付けは、お醤油とみりん、お砂糖で。
4. 大根と鶏肉の煮物 レモン風味
大根と鶏もも肉を塩味をメインにした味付けで、鶏肉がやわらかく煮えるようにお酒を加えてじっくりと煮込み、火を止めてそのまま味を含ませるのポイントです。その後、いんげんと千切りにしたレモンの皮を加え、ひと煮立ちさせたら完成。レモンが爽やかに香ります。
ほくほく♩鶏肉×じゃがいもの煮物レシピ3選
5. 鶏肉とじゃがいもとこんにゃくのこってり煮物
鶏もも肉の表面を油で焼いてからほかの具材を投入し、さっと炒めてから30分ほど弱火で煮込みます。鶏肉が硬くならないように、お酒を加えるのがポイント。煮込んでいるうちに味が具材全体に染み込んでゆきます。じゃがいもが煮くずれる前に火を止めましょう。夏は冷やしても、おいしくいただけますよ。
6. 新ジャガと鶏肉の煮物
鶏もも肉はフライパンで炒めてから、お鍋でほかの具材と煮込みます。鶏肉がやわらかく煮えるように、味付けの調味料のほかに必ずお酒も加えるのがポイント。落とし蓋をして、しばらく煮ましょう。器に盛ってから彩りにスナップエンドウを飾り、うま味の出た煮汁もかけてくださいね。