ヘルシーで低価格な「こんにゃく」の定番メニューといえば、煮物を思い浮かべる方も多いのでは?今回は、そんなこんにゃくの煮物レシピをまとめてみました。人気の醤油味や、おつまみにもなるピリ辛風味など、お気に入りとなるひと品が見つかるはず。
shucyan
低カロリーが嬉しい!こんにゃくの煮物
和食の定番食材ともいえる「こんにゃく」は、低カロリーの健康食品として注目され和食ブームとともに海外にも広がりつつあります。豊富な食物繊維を含み、昔から「お腹のそうじ役」として知られてきました。
プリッとした食感で食べ応えがありますが、実は96~97%が水分という驚異の食材であり、ダイエット向きとして人気があります。最近では、麺状に加工した製品も出回っていますが、お料理でおなじみなのは煮物ですね。
そこで今回は、こんにゃくの煮物レシピを基本からさまざまなアレンジまでご紹介いたします。
基本は簡単!こんにゃくの煮物レシピ
基本となるこんにゃくの煮物を作ります。基本さえ押さえておけば、あとは調味料の分量や種類を変えたり、具材を追加してみたりしてアレンジが可能なので、ぜひこのレシピをマスターしてみてくださいね。
材料
・こんにゃく(下処理済み) ミニサイズ1個
・醤油 30cc
・みりん 15cc
・ごま油 30cc
・麺つゆ(3倍に希釈) 150cc
・唐辛子(輪切り) 適量
作り方
1.臭み抜きにサッと茹でたこんにゃくを結びます。こんにゃくの下ごしらえは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
切り込み1本で「ねじり」、2本なら「三つ編み」ができます。詳しくは「切り方」の見出しをご覧ください。
お鍋にごま油を引いて火にかけ、こんにゃくを入れて水分を飛ばしながら炒めます。
2.お醤油とみりんを加えて、ベースとなる味を付けます。
3.だし汁として、水で3倍にのばしためんつゆを加えてうま味をプラス。中火で炊き上げます。
4.煮汁が半量ぐらいに煮詰まったら火を止めて、そのまま含め煮にして味が入るのを待ちます。粗熱が取れたら煮汁ごと冷蔵庫へ。できれば、ひと晩そのままにしましょう。
煮物に使うこんにゃくの切り方
こんにゃくは、味が染み込みにくい食材なので、包丁でスパッとカットせずに、あえて不揃いに切って断面積をふやしたり、表面に切り目を入れたりして加工します。また、お正月の煮しめでおなじみのように、切り目を入れて結ぶ方法もよく使われますね。
おすすめの切り方
・手でちぎる
・スプーンで切断
・貝の殻で切断
・お猪口、お椀などの器で切断
・型で抜く
・鹿の子切り(厚みの半分まで、包丁を垂直にして縦横に切れ目を入れる)
・松笠切り(包丁を斜めに寝かせて「鹿の子切り」と同様に切れ目を入れる)
おすすめの結び方
【手綱こんにゃく(ねじりこんにゃく)】
長方形に薄切りし、中央に縦の切り込みを入れて穴を作ります。
片方の端をその穴に差し込んで潜らせます。(これを1~2回)
完成形。アイススケートの技ではありませんが、綺麗に「ひねり」が入っていますね。
【三つ編みこんにゃく】
縦の切り込みを2本入れて左右から真ん中に向かって編みます。ねじりと同様に切り込みに手前の端を通して結べば、三つ編みに結べます。
左が三つ編み、右が手綱こんにゃく(ねじりこんにゃく)です。
それでは、こんにゃくの煮物アレンジを、味付け別に見ていきましょう。