キッチンハイター、キッチン泡ハイター、カビハイターなど、たくさんの種類がある塩素系漂白剤。似ているようで、それぞれに特性があります。今回はキッチンハイターの詳しい使い方や、その他のハイターとの違いを詳しくご紹介します。
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キッチンハイターとは
主な成分
キッチンハイターとは、薄めて使用する台所用漂白剤のこと。次亜塩素酸ナトリウムを主成分に、界面活性剤、水酸化ナトリウムなどが含まれています。キッチンハイターは漂白や除菌に使われるイメージがありますが、洗浄成分がプラスされているので、軽い汚れを落とすことができるのが特徴です。
使用用途
キッチンハイターは、除菌・消臭・漂白の3つの目的で使われます。漂白の効能は、日々の積み重ねてこびりついてしまったコーヒーや紅茶の茶渋を落としたり、まな板に入り込んでしまった汚れを除去する効果にも繋がります。
使えるものと使えないもの
キッチンハイターが使えるのは、色や柄のついていないふきんやおしぼり、プラスチック製品、シリコン製品、ナイロン製品、陶器、ガラス、木・竹製品など。木製品は稀に変色することがあるので、心配な場合は目立たない場所に少量つけて、確認してから使うようにしましょう。
使えないものは、色物や柄が入った繊維製品、金属製品、メラミン食器、漆器など。他にも多々あるので、「塩素系洗剤使用不可」と表示のあるものは使用しないようにしましょう。
使用上の注意点
塩素系のキッチンハイターは、酸性タイプの製品と混ざると有毒ガスが発生する危険性があります。洗剤だけでなく、生ゴミ、お酢、アルコール類もガスが発生する可能性があるので、使用する際は十分に注意しましょう。
とても強い効能を持つので、原液では使わず、表示通りに薄めて使用するのもポイント。直接手につかないように掃除用手袋をし、衣類や敷物に液がつかない様に注意しながら作業してください。
キッチンハイターの使い方
ふきんやおしぼりに
除菌または消臭方法
5Lの水に30mlのキッチンハイターを混ぜ、約2分つけおきしたあと水ですすぎます。
漂白方法
5Lの水に30mlのキッチンハイターを混ぜ、約30分つけおきしたあと水ですすぎます。汚れがひどい時は、つけおき時間を長くしてください。
まな板やお弁当箱
除菌または消臭方法
5Lの水に50mlのキッチンハイターを混ぜ、約2分つけおきしたあと水ですすぎます。まな板が大きくてつけ置きしにくい場合は、液に浸したキッチンペーパーで湿布するようにしましょう。
漂白方法
5Lの水に50mlのキッチンハイターを混ぜ、約30分つけおきしたあと水ですすぎます。汚れがひどい時は、つけおき時間を長くしてください。
冷蔵庫の中
除菌または消臭方法
5Lの水に30mlのキッチンハイターを混ぜ液を作ります。白い布を液につけ置きしてから絞り、冷蔵庫の内側を拭き取りましょう。仕上げに水ぶきすれば完了です。
キッチンハイター キッチンハイター 台所用漂白剤 1500ml
¥ 0
キッチンの塩素系漂白剤の定番キッチンハイター。まな板のカビやマグカップの茶渋などを短時間で徹底除菌できます。また、排水口のヌメリとりなどにも活用できます。
キッチン泡ハイターとは
キッチン泡ハイター本体 400ml
¥ 0
定番のキッチン塩素系漂白剤の泡タイプです。漬け置きしずらいまな板などにさっとかけるだけで簡単に漂白除菌できます。またシンクの掃除などにも使えます。
主な成分
キッチン泡ハイターとは、泡タイプの台所用漂白剤のこと。成分はキッチンハイターとほとんど同じで、次亜塩素酸ナトリウムを主成分に、界面活性剤、水酸化ナトリウムなどが含まれています。細かな違いを説明すると、キッチンハイターの次亜塩素酸濃度が6%ほどなのに対して、泡タイプは2%以下。
泡状になることで、排水口やマグカップなど筒状のものに付着しやすくなったり、つけ置きするには大きいまな板などに使用しやすくなります。
使用用途
キッチン泡ハイターは、除菌・消臭・漂白・ぬめり取りの4つの目的で使われます。手の届かない場所にもピタッと密着する泡ハイターならではの特性があるため、キッチンハイターにはなかった「ぬめり取り」の用途が加わっています。
使えるものと使えないもの
キッチン泡ハイターが使えるのは、プラスチック製品、ステンレス製品、シリコン製品、ナイロン製品、陶器、ガラス器、木・竹製品など。
使えないものは、メラミン食器、漆器、ステンレスを除く金属製品、天然石を使用した器具。成分が変わらないので、キッチンハイターと同様「塩素系洗剤使用不可」と書いてあれば使用を控えましょう。
使用上の注意点
キッチンハイターとキッチン泡ハイターは、成分が同じでもそれぞれの濃度が異なります。キッチン泡ハイターにキッチンハイターを混ぜると泡立たなくなってしまうので、泡タイプ専用の詰め替えを使用してください。
薄めて使うキッチンハイターに比べ、液ハネの危険性が高くなります。使用目的以外の場所に飛び散らないように、注意しながらスプレーしましょう。