普段の料理に何気なく使っているコンソメですが、売り場にはキューブタイプや粉末タイプ、さらにはキューブ型ブイヨンも並んでいます。意外と知らないそれぞれの特徴や違いについて調べてみました。コンソメキューブのおすすめレシピもご紹介しましょう。
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コンソメキューブとは
コンソメキューブの使い方
もともとフランス料理のコンソメは「完成された」という意味のフランス語で、その名のとおり、澄んだ液体が美しくおいしいスープです。コンソメの作り方は、お肉や香味野菜を煮て作った出汁(ブイヨン)を煮詰め、ハーブなどで香りづけをして塩で味を調えたものです。
そのコンソメスープの素をギュッとキューブ型に凝縮したものが、コンソメキューブ!
そのままお湯に溶かせば手軽にコンソメスープが味わえ、お料理の下味に使えば味にコクや深みがプラスされます。シチューやポタージュなどはもちろん、煮込み料理にも使える便利な調味アイテムです。
コンソメキューブ1個に対する水の量は?
では、コンソメキューブ1個に対する水の量はどのくらいなんでしょう?
お料理の内容によっても違いますが、一般的にコンソメキューブ1個に対して水300mlを目安にして調理してくださいね。
コンソメキューブと粉末コンソメの違い
コンソメキューブ1個は粉末で何g?
洋食レシピにはなくてはならないコンソメですが、粉末タイプを使っている方も多いと思います。コンソメキューブ1個は5g程度なので、粉末コンソメの小さじ2杯弱くらいになります。ですからレシピにコンソメ大さじ1となっている場合、コンソメキューブ1個と半分程度に相当するようです。
では、コンソメキューブと粉末コンソメのどちらが便利なんでしょう?2つの違いを比較してみましょう。
キューブタイプ
キューブタイプは1つずつ個別包装されているので、湿気の影響を受けにくく比較的長持ちします。スープなどを作るときには、そのまま投入すればいいので調理が楽になりますよね。半面、少量使いたいときにはキューブを砕く必要があるので、不便かもしれません。
粉末タイプ
粉末タイプのメリットは、必要な時に必要な分だけ使える点です。チャーハンや炒め物、パスタの味付けなどにはサッと使える粉末の方が便利ですね。ただしキューブに比べて湿気の影響を受けやすいため、長持ちしない点がデメリットになります。
キューブ、粉末と両方そろえておくのがベストですが、粉末が使い切れずに固まってしまう心配があります。最近は小分けの粉末タイプが販売されていますので、キューブと併用するとよいかもしれません。
コンソメキューブとブイヨンの違い
固形ブイヨンという商品もありますが、コンソメとの違いはなんでしょう?どちらもキューブタイプの調味料として販売されているため、違いがわかりにくいかもしれません。
ブイヨンはフランス語で「出汁」を意味します。肉・魚・野菜などを長時間煮込んで作られる、スープの基本となるものです。英語ではスープストックとも呼ばれています。
コンソメはブイヨンをベースにハーブなどを煮込んで旨みを加え、塩で味を調えたものなので用途は違ってきます。
ブイヨンは出汁そのものですから、塩分や旨みが加えられていません。ポトフなど野菜そのものの味を楽しみたいときにおすすめです。
コンソメはすでに味付けされていますので、その味を活かして調理してください。
コンソメキューブを使ったレシピ5選
1. コンソメ・ジュレ・スープ
コンソメキューブを使えば、おしゃれなオードブルが手軽にできます。きれいなジュレの透明感を楽しむために、スープをこす作業を忘れないでくださいね。海老や枝豆が涼しげな、夏にピッタリのコンソメジュレです。
2. キャベツとベーコンのコンソメ鍋
暑さで食欲がないときにピッタリのレシピです。具材はシンプルですが、コンソメで煮込むことで味が染み込みます。ニンニクしょう油をお好みでプラスして、スープごといただきましょう。
3. 丸ごと新玉ねぎのスープカレー
スープカレーのベースもコンソメが必須です。カレー粉を入れる前に、コンソメキューブで下味をつけておくので、旨味がたっぷり溶けだします。新玉ねぎを丸ごと使うことで、カレーに甘みも加わっておいしいスープカレーの完成です。
4. 濃厚パンプキンスープ
濃厚なパンプキンスープは、これからの季節は冷たくするのがおすすめ!かぼちゃと玉ねぎを炒めたら、ベースの味付けはコンソメキューブにおまかせ。粗熱がとれたら牛乳を入れて、ミキサーにかければできあがりです。栄養満点の朝ごはんになりますよ。