今、人気のローフード(Raw(生の)Food(食べ物))。生アーモンドもそのひとつ。今回はそんな生アーモンドの食べ方や保存方法、おすすめレシピをご紹介します。飽きることなく、続けておいしく食べられそうなローフードです。
rieyutenji
アーモンドの種類
生アーモンド
生アーモンドとは言葉の通り「アーモンド」の加工前の状態。加熱していないのでアーモンドの50%を占める脂質は酸化しません。ただその分ナッツ類の大敵である湿気やカビに弱くなるので乾燥はしてあります。
食感は水分が多くややシットリ!あのカリカリとした歯ごたえはあまりありません。アーモンド本来のほんのりした甘みが活きています。
素焼きアーモンド
「素焼きアーモンド」とは、つまり加熱(ロースト)したアーモンドのこと。一般的に私たちが「アーモンド」と言われて連想する状態のもので、チョコレートに入っているのも「素焼きアーモンド」です。
ローストすることでカリカリとした食感を際立たせられ、またアーモンドは加熱しても栄養分はあまり変わりませんが、食べる直前にローストするのと既にローストしたものを購入するのとでは酸化度が異なります。
生アーモンドを食べる際の注意点
ただ生アーモンドには難点がひとつ。含まれる「酵素抑制物質」です。「酵素抑制物質」はその名の通り発芽に必要な酵素の働きを抑制して発芽の時期をコントロールする物質!
それが人の消化酵素の働きまで阻害してしまい、それで生のナッツ類を沢山食べると消化不良を起こしたりすることがあるのです。でも大丈夫。酵素抑制物質は水や加熱によって中和されるので、食べる前に水に浸したりローストすれば問題ありません。
水に浸してから食べる方法
1. 生アーモンドと食塩少々を容器に入れ、アーモンドが充分にかぶる量の水を入れます。
2. 8から12時間、冷暗所に置きます。
3. ザルにあげて水分を切り、ペーパータオルに並べて12時間程乾燥させます。
4. 乾燥したアーモンドはふた付き容器に入れて冷蔵庫で保管。1週間以内に食べきりましょう。
ローストしてから食べる方法
オーブンで焼く方法
一気に焼きあげるのではなく、途中で混ぜて2回に分けて焼くのが失敗しないポイントです。
1. オーブンを180℃で余熱しておきます。
2. オーブンの鉄板にアルミホイルをしき、アーモンドを重ならないように並べます。
3. 6分加熱した後、ひっくり返すようなイメージでざっと混ぜ、さらに6分加熱します。
4. しっかり冷ませばできあがり!
フライパンで煎る方法
フライパンには油などを使用する必要はありません。生アーモンドだけを入れて煎るのがポイント♪
1. フライパンに生アーモンドを入れ、中火でフライパンを揺らしながら火を通していきます。
2. ぱちぱち音がしてくるので、そのまま2分から3分動かしながら煎っていきます。
3. 焼き色がついてきたらお皿に移して完成!
生アーモンドの保存方法
賞味期限は未開封の状態で1から3ヶ月。開封後はしっかりと密閉し冷蔵庫での保存がおすすめです。開封後には酸化なども進みやすくなりますので、なるべく早く食べきりましょう。
アーモンドに限らずナッツ類は油分が多くカビなどが発生しやすいので、正しく保存しているつもりでも賞味期限内であっても、食する前には状態をよく確認してください。冷凍保存は油が回りやすいのでNG!
生アーモンドを使ったおすすめレシピ3選
1. 生アーモンドとトマトの美肌サラダ
材料は新鮮なトマトと生アーモンド、オリーブオイルと塩こしょうだけ。トマトだけだと物足りない時にも、生アーモンドが満足感を与えてくれます。
2. 自家製アーモンドミルク
牛乳や豆乳の代わりにも使えるアーモンドミルク。自分で作ればさらに新鮮で安心です。これで1/2カップ弱のアーモンドミルクが出来ます。冷蔵庫で保存し数日で飲みきりましょう。