明かりをちょい足しする『テーブルライト』
「テーブルライト」は、名前の通りテーブルの上に置けるほどコンパクトな照明器具。卓上に置いて手元を明るくする、床に置いて足元灯にする、壁を照らして間接照明にするなど、デザインとアイデア次第で様々な使い方ができますよ。
〈テーブルライトの特徴〉
・コンパクトな上に、コンセント式・電池式・充電式などがあるので置く場所を選ばない
・デザインが豊富
・置く場所を変えることで光の当たり方を調整できる
〈主な操作〉
・本体のスイッチ
〈設置〉
・コンセント式、電池式、充電式などがあり、さまざまな場所に設置できる
〈交換〉
・電球交換がとても簡単(電池式は交換不可の場合も)
部屋全体を明るくする『シーリングライト』
「シーリングライト」は、天井に直接取り付けるタイプの照明器具。すっきりとした薄型デザインが主流で、高い位置から室内全体を照らすことが可能。大きさの割にリーズナブルなため、日本国内の住居や事務所で広く使用されています。
〈シーリングライトの特徴〉
・部屋全体に光がしっかりと届き、影ができにくい
・シンプルなデザインが多く、どんなインテリアにも馴染みやすい
〈主な操作〉
・リモコンや壁付きスイッチ
〈取り付け〉
・引掛シーリング(照明器具用の電源ソケット)が天井についていれば簡単に設置可能。ついていない場合は電気工事が必要
〈交換〉
・高所のため交換には注意が必要
ライトの色や強さで過ごしやすさが変化。電球を選ぶ際のポイント
ここまで照明器具について説明しましたが、続いては、照明・ライトの選び方においてもう一つのポイントとなる「電球」についてみていきましょう。電球の光の強さや色は意外にお部屋の雰囲気や過ごしやすさに影響を与えています。
また、電球を買いに行っても、サイズ、形、色、ワット数など、あまりの多さにどれを買えばいいか迷うことはありませんか?ここでは、表示の読み方や明るさの違いなど、基本情報をおさらい。照明器具か古い電球を確認してから新しいものを買いに行きましょう。
取り付けられる電球のサイズ・ワット数を知る
まずは、電球に関する用語や表示の読み方について確認しましょう。電球に書いてある「E」「V」「W」、照明器具に書いてある「V/W」について知っておきましょう。
①「E」は口金(くちがね)のサイズ
電球の根本などに書いてある「E11」「E17」などの表記は、ネジのようになった金属の部分、「口金」に関する表記。口金は、照明器具と噛み合って、しっかり固定すると同時に電気を電球に送る役割があります。照明に間違ったサイズの電球を取り付けると、電球が壊れたりブレーカーが飛んだりすることがあるのでとても危険!必ず正しいサイズの電球を取り付けましょう。
◆口金の種類
日本国内で主に使用されているサイズは、E11、E17、E26の3つ。すべて直径の大きさによってサイズ分けされており、E11なら直径11mmという意味になります。(ちなみにこの『E』はトーマス・エジソンの『E』なのだそう)。
外国製の照明器具やシャンデリアなどに使用されている特殊サイズの電球は、大型の電気量販店などで購入できます。
◆電球のサイズを確認する方法
・電球の根元、トップ、口金のいずれかに印刷もしくは刻印されている文字を確認する
・照明器具の説明書、注意書きシールなどを確認する
・定規やノギスで口金の直径を測る(ネジの溝ではなく出っ張っている部分で計測)
②「V」「W」「V/W」は、ボルト数やワット数
電球をよく見ると「◯◯V□□︎W」と書かれています。また、照明器具には「V/W」という記載を見つけることができます。この数値、少しややこしいので簡単におさらいしましょう。
◆V=ボルト数
Vは電圧を示します。一般家庭向けに販売されている電球は100Vもしくは110Vのものがほとんどで、どちらでも問題なく使用できます。2種類のボルト数の電球が日本で多く流通しているのは、日本は基本的に100Vの電気が供給されていますが、一部の110Vで供給されている地域があるため。ボルト数が違う電球をつけると電球の寿命が短くなることもあるようなので、気になる方は住んでいる地域のボルト数を確認することをおすすめします。
◆W=ワット数
Wは消費電力を示します。15ワットの場合は「15W」と書かれていますが、電球よっては「15W形」もしくは「15形」と書かれている場合も。これらは15ワット相当(15W以下の消費電力で15Wと同等の明るさになる)という意味になります。
※LED電球はワット数に相当するlm(ルーメン)値が使用されます。商品のパッケージに「◯◯lm(□□W相当)」と表示されているので見落とさないように気をつけてください。
※電球型蛍光灯など一部の商品は、電球本体に「◯◯V□□︎W」と表示していないものがあります。
◆照明器具のV/W
照明器具に書いてある「V/W」は、指定容量を示します。110V/40Wと表示されている場合は、110ボルト以下+40ワット以下の電球が使えるという意味。これを超える電球は破損や火災の原因になるので絶対に使用しないでください。