近年じわじわ広がりを見せているケイジャン料理。このワード、一度は耳にしたことありませんか?アメリカ発祥のお肉料理で、さまざまなスパイスで味付けされた食欲そそるひと品です。今回は基本のケイジャンチキンの作り方をご紹介しますよ♪ BBQにも◎
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ケイジャンチキンをお家で豪快に食べよう!
ケイジャンチキンとは
アメリカ南部の地域、主にルイジアナ地方が発祥のケイジャン料理は、オールスパイスの香りとチリペッパーの辛みを効かせたスパイシーな味付けが魅力です。スパイス使いがキーになるこの地方の料理は、炒め物から煮込み料理までそのレシピはさまざま。その中でも特に人気なのが「ケイジャンチキン」。
今回は、安価で手に入る鶏のむね肉で作りました。スパイスが効いた豪快料理でもあるので、手羽先や手羽元など手づかみで食べられる部位で作るのもおすすめです。もも肉で作るとよりジューシーに、むね肉だとさっぱりヘルシーに♪ お好みで使い分けてくださいね。
名前の由来
印象的なネーミングでもある「ケイジャン」とは、「アカディア人」を意味する「アケイディアン」が訛ったものなのだそう。アカディア人とはフランス系カナダ人で、その昔、現在のアメリカのルイジアナ州に移住した人々を指しています。
ケイジャン料理は、ルイジアナ産の唐辛子や地元食材、そしてフランス文化であるハーブやスパイスが組み合わさったオリジナリティあふれる料理なんです。名前の由来を知ると納得できますね。
気取った料理というよりは、その地元で手に入る食材を中心に炒めたり、煮込んだりして作られる家庭料理が中心で昔からの庶民の味みたいですね。
ケイジャンチキンの基本の作り方
鶏の胸肉を使ってケイジャンチキンに挑戦です。香辛料をたっぷりまとったチキンは、それだけで食欲をそそるひと品に♪
むね肉は、下処理、加熱方法や時間によってパサつきをぐっとおさえることができます。今回のポイントは、「魚焼きグリル」です。しっとり、ふっくらとしたお肉にスパイスの香りがたまらない!そんなケイジャンチキンの作り方をご紹介しますよ。ぜひ、お試しください。
材料(4人分)
・鶏むね肉……2枚
・にんにく……1片
・塩……小さじ1
【漬け込み用スパイス】
・オールスパイス……小さじ1杯
・ナツメッグ……小さじ1/2杯
・チリパウダー……小さじ1/4杯
・パプリカパウダー……小さじ2杯
・粗挽き黒こしょう……少々
・オリーブオイル……大さじ1杯
・付け合わせ用の野菜やレモン……お好みで
作り方
ボウルに2カップほどの水をはり、分量外の砂糖と塩(各小さじ1)を加えます。鶏肉を入れて余裕があればひと晩漬けておきます。数時間漬けるだけでも随分しっとりとした食感になりますよ。
この下処理は、どんな鶏肉(むね肉)料理にも使えます。これで、パサつきしらずのジューシーな鶏肉料理ができますよ。
下味が染み込みやすいよう、お肉全体にフォークでプスプス、穴をあけましょう。
おろしたにんにくと塩を全体にぬりこんで、冷蔵庫で20分程度寝かせしっかり下味をつけます。
むね肉をビニール袋に入れ、漬けこみ用スパイスの材料をすべて加えてよくもみこみ、冷蔵庫に入れて1時間以上しっかりなじませます。
※ビニール袋を使うと、調味料は最小限でOK。洗い物も少なく便利ですよ。
ポリ袋の口はしっかり閉じましょう。強いにおいが冷蔵庫内についてしまいます。朝準備して夕方に焼くとしっかり味がしみこんでおいしいですよ。
スパイスで漬けこんだ鶏肉は真っ赤になっています。一見とても辛そうですがスパイスの色味が目立つだけで、お子様でも食べられる辛みですよ。
魚焼きグリルを使います。網に薄く油をひき、むね肉を焼きます。中火で全体に焼き色がつくまで焼きましょう。表、裏ともに2~3分ずつぐらいです。
一旦取り出しアルミホイルで包みます。魚焼きグリルにアルミホイルごと入れて5分弱火で焼きます。(グリル内を温めるため)そのまま20分放置しておきましょう。放置することで余熱で中まで火が通ります。
アルミホイルで包み余熱でふっくら仕上がった鶏肉は、パサつきなくジューシーな仕上がりに♪ お好みの大きさにカットしてお皿に盛り付けましょう。付け合わせの野菜やレモンを添えて完成です。